せっかく広告を出すのであれば、おしゃれでたくさんの人の目を惹くようなものにしたいですよね。
おしゃれなデザインの広告を作ることは、難しいとお考えの方も少なくないでしょう。
そこで今回の記事では、ダサいと思われてしまう広告のポイントや改善点についてご紹介します。
この記事を参考にして、おしゃれでわかりやすい広告のデザインを考えてみてくださいね。
目次
ダサいと感じる広告はどのような部分が問題なのか?
1.デザインがバラついている
1つ目は、デザインがバラついていることです。
例えば、フォーマルな文章とカジュアルな文章が混ざり合っているような広告は、見る人に違和感や不快感を与えます。
「ですます調」を使っていると思ったら、カジュアルな表現があったり顔文字があったりすると、見る人は「なんだこれ」と言った印象を持ってしまいます。
適切な日本語を使わずに、「4649(よろしく)」といった表現をすることは、本来伝えたい意味がしっかりと伝わりにくいのに加え、適当な印象を与えてしまいます。
本当の広告なのか、ただの落書きなのか分からないような表現は避けましょう。
2.文字の中央揃え
2つ目は、文字の中央揃えです。
中央揃えは使用する位置によっては、その効果がネガティブな方向に作用してしまいます。
すべて中央揃えにしてしまうと、文章の切れ目が変になってしまい伝えたい内容が伝わりにくくなります。
3.余白のない広告
3つ目は、余白のない広告です。
広告には写真や画像などが掲載されることが多いですが、画像が多すぎて広告の余白を埋めてしまっていては、詰まった感じがしてしまいます。
すべての面を使おうとせずに、ある程度の余白を持たせると良いです。
もし高級感を出したいのであれば、余白は必ず取るようにしましょう。
余白があることによって、余裕があり格式の高いイメージにできます。
4.目立たない見出し
4つ目は、目立たない見出しです。
見出しがはっきりしていると、どのような内容の広告なのかが一目でわかります。
しかし、見出しの大きさが小さかったり、フォントがはっきりしなかったりすると、その広告から読み手が情報を探しにくくなってしまいます。
5.縦文字の英数字
5つ目は、縦文字の英数字です。
縦文字を用いる広告はありますが、縦文字で文章を書く場合には漢数字を使用しましょう。
英数字は非常に読みづらいため、電話番号の記載に用いると間違い電話を引き起こす原因になりかねません。
デザインを作る前の準備とは?
まずは、広告のターゲットを確認しましょう。
どのような層に向けて、どのようなことを伝えたいのかをはっきりさせます。
また、広告を作成する目的も、今一度全体で共有しておきましょう。
その際には、5W1Hを意識してみてください。
誰が
広告のターゲットを確定させます。
ターゲットは、広告のデザインを決めていくうえでも非常に重要です。
ターゲット層によってアピールポイントやフォントの大きさや色など、こだわる部分異なります。
いつ ・どこで
広告を実際に人に見てもらう機会を考えましょう。
何を
広告で何を紹介したり、アピールしたりしたいのかを考えます。
「何を知ってほしいのか」「何を行っているのか」「何がセールになっているのか」
このように読み手のことを意識して、読み手が思わず次の行動を起こしたくなるような内容を書いていきます。
なぜ
広告をなぜ作成するのか、その目的をはっきりさせます。
目的を明確化した後は、どの情報を優先的に伝えたいかを考えます。
どのように
広告を見た人がどのような行動を行ってくれれば良いかを考えてみましょう。
サービスや商品を注文してほしい場合は、電話番号やメールアドレスを掲載する必要があります。
ターゲットや広告に関する詳細を決めた後は、デザインに必要な素材を揃えていきます。
掲載するための文章は事前に別の紙やソフトを使用して、考えておきましょう。
下書きとして作成して、その内容で大丈夫なのか制作チームときちんと話し合いましょう。
画像や写真を掲載する場合は、それらも準備します。
読み手の興味や関心を惹くためには、画像や写真を用いることがとても効果的です。
チラシの目的に合わせて必要な画像を用意しておきましょう。
印刷業者を利用する場合は、各種規定に気をつけましょう。
ファイル形式が間違っていたり、入稿規定が異なっていたりしないようにしっかりと確認しましょう。
イメージと異なる仕上がりになることがあるため、その印刷業者がこれまでに作成した広告のサンプルを見せてもらうことがおすすめです。
あえてダサくしているデザインとは?
ここまでは、広告がダサくならないための方法をご紹介してきましたが、あえてダサい広告を作成する企業もあります。
メルカリは、平成から令和に変わる際に「懐かしい商品の特集サイト」を公開しました。
このサイトでは、90年代を思わせるような作りを採用しており、あえてダサいデザインを導入しました。
このサイトのコンセプトが懐かしの商品を特集するためのものだったため、今ではダサいと感じられてしまうような当時のデザインをあえて作成したのでしょう。
デザインだけではなく、使用されている言葉も時代を感じさせるような死語を用いている部分もありました。
広告のコンセプトが面白さや時代を感じさせるようなもの、またダサかっこいいものなどの場合、あえてダサいデザインを取り入れるのは1つの方法と言えるでしょう。
しかし、通常のコンセプトの広告がこのようなデザインを採用してしまうと、ただの手を抜いた広告に見えてしまう可能性があります。
ダサくならないポイントをご紹介!
1.原色の使用を避ける
1つ目は、原色の使用を避けることです。
原色を使用すると、目がチカチカしてしまいます。
また、安っぽい雰囲気を与えてしまいやすいので、明度や彩度を調節しましょう。
2.色をたくさん使わない
2つ目は、色をたくさん使わないことです。
色をたくさん使用してしまうと、何が本当に伝えたい情報なのか分からなくなってしまいます。
そのため、使用する色は数色にしましょう。
広告の配色を考える時には、ベースカラー70パーセント、メインカラー25パーセント、アクセントカラー5パーセントの比率を意識すると簡単にまとまったデザインを作れます。
3.派手なグラデーションを避ける
3つ目は、派手なグラデーションを避けることです。
グラデーションは読み手の目を惹きつける役割があります。
しかし、さまざまな色で虹色のようなグラデーションを作ってしまうと非常に目がチカチカします。
グラデーションを使用したいときは、2色を選んで使うと良いです。
4.派手な装飾をしない
4つ目は、派手な装飾をしないことです。
派手なドロップシャドウや光彩は、文字を目立たせるのではなく、読みにくくさせてしまいます。
まとまりのあるデザインになりそうにない場合は、できるだけ派手な装飾はしないようにしましょう。
5.フォントをシンプルなものにする
5つ目は、フォントをシンプルなものにすることです。
フォントが煌びやかすぎると、そのフォントが気になって内容が頭に入ってきにくいです。
そのため、文章を書いて説明するときに使用するフォントは、ベーシックでシンプルなものにすることをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、見る人にダサいと思われてしまう広告でありがちな失敗点や解決方法についてご紹介しました。
ダサいと思われないようなデザインを作る時には、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてくださいね。
また、広告のデザインにお困りの方は、お気軽に当社までご相談ください。
当社のスタッフがお客様の雰囲気に合わせたデザインをご提案いたします。
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