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mitekaku journal

2023/3/15

チラシデザインのコツとは?注意点も紹介します!

自社の商品・サービスを訴求する手段の一つに、チラシがあります。
ただし、配ればよいという訳ではありません。
適切なデザインを行うことで、チラシの情報伝達物としての能力が最大限生かされます。


一方でデザイン上のコツやポイントは、デザイン初心者の方にとっては把握しづらいものではないでしょうか。


以上を踏まえ当記事では、チラシデザインの準備やデザインするときのコツ、注意点をご紹介します。
デザインの参考になるサイトもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

チラシを実際にデザインする前の準備

チラシをデザインするときに、最初にすることは何でしょうか。
レイアウトを考えたり、訴求する商品・サービスを考えたり、どうすればおしゃれになるかを考えたり、何から手を付ければ良いか分からない方もいらっしゃるでしょう。


しかし、チラシデザインにおいて最初にすべきことは決まっています。


それは、「ターゲットと目的を明確にすること」です。


たとえば学習塾のチラシをデザインするとします。
ターゲットは学生で、目的は集客です。
しかしこれだけでは十分ではありません。

フレームワーク・5w1h

ターゲットやデザインの目的を深堀していくうえで有用なフレームワークが5w1hです。
ご存じの通り、who・when・where ・what ・why・howの頭文字を取った言葉です。
このフレームワークを用いて、学習塾のチラシデザインについて深堀してみましょう。

学習塾のチラシデザインの5w1h

・who:受験生
・when:夏休み前
・where:家で
・what:夏期講習
・why:受験勉強のために
・how:比較検討

まとめると、ターゲットは受験生で、夏期講習を訴求したいということになります。
このように5w1hは、ターゲットの像を明確化するのに役立ちます。
このようにフレームワークを用いて、まずはターゲットと目的を確認しましょう。

配色のコツをご紹介します!

ここからは、デザインの具体的なコツを「色」、「レイアウト」という観点でご紹介します。
まずは色についてですが、9つのコツをご紹介します。

1.それぞれの色の特徴を知ろう

色ごとに、見た人に与える印象は異なります。
たとえばオレンジは明るく陽気な印象を与えますが、他にも食欲増進作用があるため飲食店に良く取り入れられます。
一方、青は誠実さを感じさせる色であるため、セミナーやBtoBサービスに多用されます。
このように、色ごとの印象を押さえておくことで、ターゲットに合ったデザインが可能です。

2.カラーユニバーサルデザインを意識する

実は色の感じ方は人によって多様な違いがあります。
なるべく多くの方が分かるような配色をするように意識しましょう。
なお、細かく学ぼうとすると色覚の勉強をせねばならず、大変です。
2色使うときは対極の色を使用するなどして、識別がしやすいようにしてください。

3.色を使い過ぎずに統一感を出す

メインで使う色は2~3色くらいにしておきましょう。
仮に3色使うのであれば、ベースカラー6~7割、メインカラー2~3割、アクセントカラーを残り数パーセント使うのがおすすめです。
反対に色を使いすぎると、統一感が失われます。

4.原色や純色は使わない

原色や純色を使用すると、デザインがごちゃついてしまいます。
どうしても使用したい場合は、彩度を落とすのをおすすめします。

5.ハレーションにつながらないよう意識する

ハレーションとは、目がちかちかしてしまう現象です。
蛍光色の使用法がおかしかったり補足の組合せをしたりすると、発生します。
これではデザインの視認性が非常に悪くなってしまいます。
ハレーションには常に気を配りましょう。

6.背景との色かぶりに気をつける

薄いグレーの背景があるとしましょう。
ここに白い文字を載せると、文字の視認性がとても悪くなってしまいますよね。
このように、背景とテキストの色が近くなるような配色は避けた方が良いです。

7.写真の色に合わせてデザインする

チラシにおける写真は、商品・サービスを表す重要な要素です。
ベースカラーを写真の色に合わせることで、チラシに統一感が出ます。

8.できるだけトーンを合わせる

トーンとは、明度・彩度が似ている色の集合です。
たとえば赤色にも、明るいものから暗いものまで様々ありますよね。
この「明るさ」や「暗さ」を揃えることで、デザインに違和感が生まれにくくなります。

9.グラデーションは使い方次第と知る

グラデーションは難しいです。
中間色が濁らないようにし、印刷した時のグラデーションの出方にまで気を付けねばなりません。
グラデーションの使用には気をつけましょう。

レイアウトのコツをご紹介します!

続いて、レイアウトにおける3つのコツをご紹介します。

1.余白を作る

チラシデザインでは、基本的に余白を大きめに取りましょう。
チラシを画像やテキストで埋めてしまうと、視認性が大幅に低下してしまいます。
ただし、余白を取りすぎるとチープな印象にもつながります。
適切な余白を作れるように、余白の大きさを試しながら考えてみてください。

2.要素をまとめる

関連する情報をまとめて整理したレイアウトは、読み手に適切に情報を提供します。
その上で、まとめたレイアウトは、人の目線の動きに合わせたZ型またはN型に配置しましょう。

3.体裁や位置を揃える

体裁や位置を揃えることで、デザインに統一感が生まれ、視認性が向上します。
そのため、レイアウトを考える前にルールを決めておくのがおすすめです。

チラシデザインのときの注意点

チラシデザインで気をつけたいポイントは4つあります。

1.伝えたいメッセージを明確にする

チラシを作成する目的を最初に明確にしましょう、と最初に紹介しました。
ここが曖昧だと、デザインに統一感が出ません。
その後のデザインのしやすさにも関わってくるので、まずは伝えたいメッセージの明確化を心がけてください。

2.情報を詰め込み過ぎない

伝えたい情報をすべてチラシに載せたいと考えるのは当然ですが、情報を詰め込み過ぎると、むしろ伝わる情報量が少なくなります。
伝えたいことをシンプルにまとめ、優先順位を付けておきましょう。

3.イラスト部分は専任に任せる

イラスト部分は、複数人で行わないほうが無難です。
なぜなら、イラストのテイストがどうしてもずれてしまうからです。

4.著作権に気をつける

チラシを制作するときに、ネット上の画像を使用したくなることもあるかもしれません。
しかし、ネット上の画像には基本著作権が存在します。
使用する場合は、フリー素材か自分で撮影したものを選びましょう。

チラシデザインの参考サイト4選

最後に、チラシデザインの参考になるサイトをご紹介します。
今回紹介したいくつかのポイントが、実際のデザインでどのように用いられているのかを確かめるのも良いかもしれません。


>>ラクスル オンライン

>>チラサク

>>パンフレット&チラシ見本帳

>>Pinterest

まとめ

チラシデザインをするときは、まずターゲットや目的を深堀りしましょう。
その上で気をつけるポイントや注意点は以下の通りです。

デザインを考えにくい場合は、サイトを参考に考えてみてください。

気をつけるポイント&注意点

■気をつけるポイント
・色の印象や特徴を知る
・カラーユニバーサルデザインを意識する
・色を使い過ぎずに統一感を出す
・原色や純色は使わない
・ハレーションにつながらないよう意識する
・背景との色かぶりに気をつける
・写真の色に合わせてデザインする
・できるだけトーンを合わせる
・グラデーションは使い方次第と知る
・余白を作る
・要素をまとめる
・体裁や位置を揃える

■注意点
・伝えたいメッセージを明確にする
・情報を詰め込み過ぎない
・イラスト部分は専任に任せる
・著作権に気をつける