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mitekaku journal

2023/4/4

初心者がやりがちなダサいデザインとは?ダサくならないためには?

デザイン初心者にとって天敵なのが、ダサいデザインです。
ある程度経験がある人は絶対にしないようなデザインをしてしまうのが、その要因ではないでしょうか。
反対に、ダサくなるポイントを知っておけば、初心者でも素敵なデザインを制作することは可能です。


当記事ではダサいデザインにならないためのポイントを、「色」、「レイアウト」、「装飾」という観点でご紹介していきます。
また、チラシデザインで一般的に用いられるコツも最後にご紹介します。

初心者がやりがちなダサいデザインにしないための色とは?

まずは色に関してのポイントを確認していきましょう。

1.原色を使わない

原色を用いないということは、基本中の基本となります。
目がちかちかしますし、とても安っぽく見えてしまうでしょう。
これらの理由から原色は使用しないほうが賢明ですが、実は画像編集ソフトに標準搭載されているカラーにも注意が必要です。

仕様の前に、彩度や明度を落としたり、色相を変えたりといった操作を入れると良いでしょう。

カラーパレットを使用しよう!

「色のセンスが無いからなあ」
そういう方におすすめなのが、Web上で公開されている「カラーパレット」です。
経験豊富なデザイナーも使用することが多いため、どんどん使っていきましょう。
まずは「web カラーパレット」で検索してみましょう。

2.色をたくさん使わない

色を使い過ぎると、デザインがごちゃついてしまいます。
黒・白以外で使う色は、多くても2~3色程度に絞るようにしてください。
自信がなければ、ワンカラーでも大丈夫です。
サイトやコンセプトのイメージカラーが決まったら、その色で統一してしまいましょう。

3.派手なグラデーションを使用しない

派手なレインボーグラデーションを見たことがある方も多いでしょう。
しかしこのようなグラデーションは、扱いが非常に難しいです。
どうしても使用したい場合は、色味の近い2色程度のグラデーションにしましょう。

レイアウトのポイントをご紹介!

続いて、レイアウトのポイントを見ていきましょう。

1.文字を拡大するときは縦横の比率を変えない

文字の大きさを変えるとき、周囲のデザインに合わせるために縦/横幅のみ変えることはありませんか。
文字のバランスを変えるのは、デザインではあまり適切ではありません。
文字を拡大するときは、縦横の比率を変えずそのまま拡大しましょう。

2.文字の大きさを適宜変える

文字の大きさがずっと一定のデザインになってしまっていませんか。
文章であれば良いかもしれませんが、たとえばタイトルの場合は変えるべきです。
よく使用される技法としては、ひらがなを小さく、漢字を大きくというものがあります。
ひとつひとつの文字の大きさにも目を向け、適宜変えていきましょう。

3.余白に目を向ける

余白があると埋めたくなってしまう人もいるかもしれません。
しかし実は、余白が無いとごちゃごちゃしたデザインになってしまいます。
帯や四角の中の文字、丸の中の文字など余白に気をつけてみてください。

装飾のポイント

装飾のポイントは6つあります。
確認していきましょう。

1.シャドウを控えめにする

濃いドロップシャドウは、過剰です。
さりげないくらいで十分なことが多いです。
過剰なドロップシャドウだと全体が黒々とし過ぎてしまい、重くなってしまいます。
控えめを意識してください。

2.飾りの図形は小さくする

リンクボタンや文章のアクセントなどとして、図形を用いることもあるでしょう。
このときは、図形のサイズは文字よりも小さくしましょう。
バランスを取れると思います。
なお、アイコンやイラストはユーザーの目を引く役割もあるため、ある程度大きめでも問題ありません。

3.吹き出しの余白を考慮する

プレゼン資料のデザインとしてもよく使用される、吹き出し。
そのままのデザインだと文字の周りの余白が大きすぎたり、小さすぎたりしてしまいます。
これでは、窮屈または放漫なデザインに見えてしまいます。
なんとなく文字を入れるのではなく、文字の周りの余白も意識するようにしてください。

4.吹き出しを使う意図を考える

吹き出しは使いやすいように見えますが、実は使い方に注意が必要です。
綺麗な吹き出しにするためには、楕円のカーブを緩やかにすること、しっぽを小さめにすることが大切です。
また、線と塗りに色を付けると扱いづらくなるため、初心者のうちはシンプルなデザインを心がけましょう。

5.角丸を潰さない

潰れた角丸は、素人っぽさや雑さを見た人に感じさせます。
角丸オブジェクトをしようするときは、角がつぶれていないかの確認を怠らないようにしましょう。

6.良い素材を使う

写真・イラストのクオリティはデザインのクオリティを左右します。
どんなに色やレイアウトが良くても、これらが悪ければ全体の印象も悪くなります。
写真やイラスト、アイコンといった素材にもこだわりましょう。

チラシデザインで必ず意識したいポイント

最後に、チラシデザインで必ず意識したいポイントをご紹介します。

1つ目:レイアウトの基本を押さえる

1つ目は、レイアウトの基本を押さえることです。
レイアウトでは以下が基本となります。

ラインを意識して揃える

ばらばらに配置されたテキストは読みづらいです。
綺麗なレイアウトは、可読性を向上させます。

ラインを揃えるときは、初めにグリッドを設定し、そのグリッドに沿って揃えると秩序が生まれます。
WordやPowerPointでもグリッド表示は可能です。
特に問題が無ければグリッドを使用するのをおすすめします。

グループごとにまとめる

人間は、近くにあるモノを一つのグループとして知覚します。
類似する情報はまとめて配置しましょう。

繰り返す

構造の似た情報は、パターン化して繰り返すのがおすすめです。
レイアウトが整いますし、文章を理解しやすくなります。

強弱を付ける

全ての情報が同じレベルで扱われている場合、単調なレイアウトになってしまいます。
繰り返しと対照的な意見に聞こえるかもしれませんが、たとえば大切な部分は目立たせたり色を変えたりといったコントラストを付けるようにしましょう。

感覚的な部分に頼り切ってレイアウトを決めないようにしましょう。

2つ目:イメージに合った色を選ぶ

前述したようにイメージに沿って色を絞るようにしましょう。

3つ目:書体を統一する

デザインは情報を伝達するために行われます。
統一されていない書体はそれ自体がノイズとなり、本当に伝えたい情報を伝えにくくしてしまいます。

4つ目:余白を作る

レイアウトにしろ、装飾にしろ、余白は大切です。
「余白は意図的に作り出すもの」と考える人もいるくらいです。

5つ目:視線の動きに注意を払う

人は、横書きの場合は「Z型」に、縦書きの場合は「N型」に文章を読み進めます。
この流れに沿ったデザインを心がけることで、読みやすいデザインとなるでしょう。

まとめ

当記事では、ダサいデザインにしないためのポイントをご紹介しました。

はじめからすべてのことを意識するのは難しいですが、慣れていけば無意識に行えることも増えてくるでしょう。
まずはチェックリストとして当記事を使ってみるのも良いかもしれません。
当記事が参考になれば幸いです。

ポイント

■色について
・原色は使わない
・色をたくさん使わない
・派手なグラデーションを使わない

■レイアウトについて
・文字の縦横比率を変えない
・文字の大きさを変える
・余白に意識を向ける

■装飾について
・シャドウはひかえめに
・飾りの図形は小さく
・吹き出し内の余白に注意を払う
・吹き出しの意図を考える
・角丸は潰さない
・良い素材を使う