Webデザインを作成する時は、どうしても1人での作業になりがちです。
しかし、web制作を効率よく行うためには、コミュニケーションが欠かせません。
そこで今回の記事では、web制作においてコミュニケーションが欠かせない理由と、必要なコミュニケーション能力についてご紹介します。
目次
web制作にもコミュニケーションが欠かせない理由とは?
コミュニケーションというと、人と人とが対話するうえでの能力を連想される方も多いでしょう。
しかし、webデザインにおいてのコミュニケーション能力は、「報・連・相」をきちんとできることを意味します。
クライアントとの情報共有だけでなく、コミュニケーションを図ろうとするデザイナーはそうでないデザイナーに比べて成長しやすいと言われています。
それでは、具体的にコミュニケーションが必要な理由を見ていきましょう。
1.クライアントとの要件設定のため
1つ目は、クライアントとの要件設定のためです。
最終的にどのようなデザインにしたいかをクライアントと話し合うことは、webデザインを行ううえで欠かせません。
要件設定の段階で意思疎通が図れていないと、認識にズレが生じたり完成品にミスが出てしまったりする可能性があります。
完成品がクライアントの要望と異なる場合、過失として扱われることもあります。
そうなると会社にも迷惑をかけることになります。
最終的なビジョンを一致させるためにも、クライアントとコミュニケーションを積極的に図ることは非常に重要なのです。
2.チームでの統率を図るため
2つ目は、チームでの統率を図るためです。
Webデザインを作成する時には、デザイナーがすべての業務を担当するのではなく、ディレクターやエンジニアなどの他の分野の人と協力して作成していきます。
作成するサイトの規模が大きくなればなるほど、制作に関わるチームのメンバーは増えていきます。
チームで仕事をする時にはチーム内での認識を一致させるためにも、情報共有が必要不可欠です。
チームで円滑な仕事をするためには、コミュニケーションをしっかりと取れる体制を整えておきましょう。
万が一ミスをしてしまったメンバーがいたとしても、そのミスを他のメンバーでカバーできるようにするためにも、日頃からコミュニケーションを行っておくことは非常に重要なのです。
3.最新の情報を手に入れやすくするため
3つ目は、最新の情報を手に入れやすくするためです。
新たな情報が日々更新されるwebの世界では、1人で情報をすべて収集するのはほぼ不可能です。
同業者や業界の人とのコミュニケーションを図るようにすれば、情報交換の場を持てることがあります。
web制作で必要なコミュニケーションスキルとは?
チームでwebデザインを行う場合、個々人の技術力はもちろん必要ですが、コミュニケーションを図ることはさらに重要です。
チームで仕事をする時は以下の3つの能力に注目してみましょう。
1.聞き出す力
1つ目は、聞き出す力です。
これは、クライアントとの要件設定時に役立つ能力です。
どのように要望を伝えてくるかは、クライアントによって異なります。
詳細に要望を共有してくれるクライアントもいれば、言わなくてもわかるだろうとアバウトなイメージを伝えてくるクライアントもいます。
後者のような場合には、要望にあった仕事をするためにもより詳しい情報を聞き出す必要があります。
納期直前に要望とのズレが見つかれば、スケジュールに大きな影響を及ぼします。
要件設定の時点で具体的な要望のイメージを引き出し、形にしておくことが非常に重要です。
2.理解する力
2つ目は、理解する力です。
これは、オリエンテーション時に役立つ能力です。
クライアントの中には、webデザインに関する知識が浅い状態で技術的に困難なことに関して要望を提示してくることがあります。
このような場合には、クライアントがどのようなサイトを作りたいのか「目的」をより明確に理解する必要があります。
具体的な目的を把握するためには、聞き出す力も使ってヒアリングすることが大切です。
目的を明確に理解できると、どのようなアプローチでデザイン案を考えていけば良いのかの道筋が見えてきます。
3.伝える力
3つ目は、伝える力です。
クライアントにデザインアイデアをプレゼンする時に役立つ能力です。
要件設定時に把握した要望を反映したデザイン案をいかにわかりやすく伝えるかがポイントです。
目的や要望がきちんと共有されていることをクライアントにも示す場としても使えます。
プレゼンをする機会が今はまだ無いとしても、デザインを考えている時にこのデザインはどのような言葉で説明できるかなどを考えながら作業を進めると、いつか訪れるプレゼンの機会で力を発揮できるでしょう。
その他にも、同じ制作チームのメンバーとのミーティング時にも役立ちます。
大規模案件の場合、プロデューサーやディレクターが重要事項などをチーム全体に伝える役割を担うことが多いです。
しかし、中小案件の場合、webデザイナーがチームを率いて指示を出すことがあります。
クライアントの要件をきちんと理解したうえでその内容を自分の言葉にして、チームメンバーに伝えることは、チーム力を高めるだけでなく、自分自身の中でクライアントの要件を理解していることを確認できます。
コミュニケーション不足で起こりがちなトラブルについて
コミュニケーションが制作チームのメンバーと上手くできていない場合、作業効率が悪くなります。
プロジェクトを進行するうえで、伝達ミスや認識のズレが起こりやすくなってしまいます。
また、チームで仕事をする時には相談しやすい環境づくりが必要となります。
たとえミスをしてしまったとしても、相談しやすい環境づくりができていれば大事になる前に対応策を講じられます。
チーム内でのコミュニケーションを増やしていくことは、メンバー同士の信頼を築くことにも繋がります。
クライアントとコミュニケーションが取れていない場合、サイトの目的部分にズレが生じる可能性があります。
「イメージと違う」「修正してほしい」という要望が増えてしまう原因にもなります。
積極的なコミュニケーションを取りましょう!
コミュニケーションを積極的に行うことで、重要な情報や要素を取りこぼすことがなくなります。
また、チームで動く際のメンバーのモチベーションアップにもつながるため、コミュニケーションは積極的に取っていくようにしましょう。
当社では、無料修正指示ツール「mitekaku」を運営しています。
画像や動画の取り込み簡単に行い、修正してほしい部分にはクライアントが書き込みをしてメールで送信するだけです。
修正依頼にも時間を要さないため、作業の効率化が期待できます。
クライアントと制作陣両者が修正部分を可視化できるため、コミュニケーションを簡単に図れます。
修正ツールをお探しの方は、ぜひお気軽に当社までご連絡ください。
まとめ
今回の記事では、web制作に欠かせないコミュニケーションの取り方や、能力についてご紹介しました。
Web制作を行ううえでさらに効率を上げたい場合や、やりがいを出したい方は、ぜひコミュニケーションを積極的に図ってみてください。
コミュニケーションはチームメンバーやクライアントとの信頼関係を築くだけでなく、自分自身に挑戦して成長する機会でもあります。
コミュニケーションを積極的に図ろうとする姿勢は、周りの人をも巻き込んでいきます。
この記事をぜひ参考にして、webデザインの仕事をさらにやりがいのあるものにしてみてくださいね。