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mitekaku journal

2023/3/19

ロゴデザインの考え方とは?流れやポイントをご紹介!

Webやチラシのデザインと比べると、要素が少ない分いかに情報を詰め込むかが重要になる、ロゴデザイン。
デザイン初心者にとって、これは非常に難しい問題ではないでしょうか。
何から進めれば良いか分からないし、何に気をつければよいのか分からない。
このような悩みを持たなかったデザイナーはいないでしょう。

本記事のテーマは、「ロゴデザインの考え方」です。
デザインするうえで気をつけたいポイントをご紹介します。
また、実際にデザインするときの流れにも触れていきます。
ロゴデザインで何からすればよいか分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。

ロゴとは

ロゴはいわば、企業の顔です。
企業のさらなる飛躍のためのデザインで、非常に重要な役割を持ちます。
しかし、そもそもロゴとは何かご存じですか。
イメージとしては知っていても、その種類は知らないということもあるでしょう。
ここでは、ロゴの定義と種類について紹介します。

ロゴの定義

ロゴは、装飾文字と図形によって企業やブランド、商品・サービスの図案化を行ったものです。
作る目的は、企業やブランドを印象付けること、競合と差別化することなどです。

また、企業の在り方を反映したロゴには、社内でビジョンを共有するための「インナーブランディング」の役割も持っています。
このように、ロゴには多くの役割があります。

ロゴの種類

代表的なものは、以下の3つに分けられます。

1.ロゴタイプ

ロゴタイプとは、企業やブランド、商品・サービスの名前を装飾文字で表現したものです。
たとえば「Amazon」のロゴがこれに当たります。
ロゴタイプのメリットは、文字で表現するため名前を覚えてもらいやすいことです。

2.シンボルマーク

シンボルマークは、企業やブランド、商品・サービスを図形であらわしたものです。
シンボルロゴとも呼ばれます。
シンボルマークのメリットは、印象に残りやすいことです。

3.ロゴマーク

ロゴマークは、ロゴタイプとシンボルマークを組み合わせたものです。
メリットはその汎用性の高さで、分解すればロゴタイプとして使うことも、シンボルマークとして使うことも可能です。

ロゴのデザインを考えるときの進め方

1.プロジェクトチームをつくる

ひとりでロゴを作ることはできません。
自分がデザイナーである場合は、どんな人がどんな権利・能力を持っているかをまず把握しましょう。
チームを作るときの人員のポイントは、以下の通りです。

ポイント

・ロゴ制作の責任者であるプロジェクトマネージャー
・決定権を持つ人
・デザイン知識がある人
・リリース後に浸透を狙う人

2.目的の整理をする

なぜロゴを作るのかは必ず制作前に整理します。
ロゴを新規作成/リニューアルする場合、その目的は何でしょうか。
また、どんなときに、どんな役割で使用するのでしょうか。
いくつかの観点で整理できれば、デザインを絞り込む段階で判断基準になります。

3.ロゴに込める想いを明確にする

ロゴの目的が明確になったら、目的に沿うようにストーリーを考えていきます。
企業理念やブランドストーリー、起業時の思いなどを中心に考えていきます。
可能であれば、今後のありたい姿についても考えると良いでしょう。

4.デザインアイデア出し・実制作

デザイナーを中心に、アイデアを出していきます。
これまで整理してきたロゴも目的やストーリーを用いて考えていきます。
アイデアがまとまり次第、制作、成果物の評価と順に行っていきます。

5.ガイドラインの作成

ガイドラインの策定は、ロゴのイメージを守るために必ず行います。
策定を行わなければ、第三者に勝手に使われてしまう恐れがあるためです。

ロゴマークの作成時に押さえておきたいポイント

ロゴマークを制作したら、次はそれで良いかの評価になります。
ここでは、評価時に意識したいポイントをご紹介します。

1つ目:独自性

ロゴマーク制作の目的の1つは、他者との差別化です。
たまに同業の企業間で似たロゴもありますが、これはあまり良くありません。
形状や配色を工夫し、企業の特徴を押し出すような独自性のあるデザインを行いましょう。

2つ目:モノクロでも認識できる

低画素でも認識できるようなシンプルなロゴであれば、様々な場面で利用可能です。
たとえば、新聞に掲載するとしても認識できるようなシンプルさを追求すると良いでしょう。

3つ目:フルカラーの配色

モノクロで認識できさえすればよいという訳ではなく、配色にもこだわる必要があります。
複数の色を使おうとして詰め込み過ぎたりといった失敗は回避せねばなりません。

4つ目:使用時のイメージができている

企業ロゴであれば、封筒や名刺に使うことになるでしょう。
その場合、ロゴマークの変形をどこまで許容するかを決めておくのも大切です。

5つ目:拡大縮小しても認識できる

ロゴマークがどのような利用をされても認識できるよう、拡大/縮小時のデザインについても確認しておきましょう。

ロゴを作るときの注意事項

1つ目:情報の優先度を決める

ロゴに情報量を詰めすぎると、逆に印象に残りにくくなってしまいます。
これではロゴの制作の目的に反してしまい、本末転倒です。

コツとしては、シンボルマークとロゴタイプを組み合わせる場合は、片方はシンプルにすると良いでしょう。
どちらも派手だとごちゃついてしまいます。
どちらを優先するかは、必ず決めておきましょう。

2つ目:使用用途を考慮する

色と形状が使用用途に適しているかを必ず考える必要があります。
特に気をつけたいのは「グラデーション」で、使い方によっては表現が非常にしづらいこともあります。
同様に複雑なロゴは印刷に適さないと知っておきましょう。

3つ目:フォントのライセンスを確認する

フォントの中には、商用利用禁止の物や、商標登録できないものがあります。
商用ロゴとして制作する場合は特に気をつける必要があるでしょう。

ロゴデザインの参考になるサイト・記事の紹介

最後に、ロゴデザインの参考になるサイトや記事をご紹介します。

1.dribbble

アメリカの企業によって運営されているSNSで、世界中のデザインを確認できます。
最も特徴的な点は、既存ユーザーから招待されないとデザインを投稿できない点です。
そのため、レベルの高いデザインを確認することができます。

2.ロゴデザインの見本帳

国内外の企業・団体のロゴデザインをまとめた見本帳です。
非常に多くのデザインに当たれますので、とても参考になると思います。
なお、その分詳細な説明がついていない点には注意が必要です。

まとめ

この記事のまとめは以下の通りです
当記事が皆さまのロゴ制作の参考になれば幸いです。

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まとめ

■デザイン制作の流れ
1:プロジェクトチームをつくる
2:目的の整理をする
3:ロゴに込める想いを明確にする
4:デザインアイデア出し・実制作
5:ガイドラインの作成

■ロゴの評価ポイント
・独自性があるか
・モノクロでも認識できるか
・フルカラーの配色
・使用時のイメージができているか
・拡大縮小しても認識できるか