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mitekaku journal

2023/8/17

チラシデザインにおける注意事項や押さえておくべきポイントとは?

チラシデザインをあまりしたことが無い方の場合、気になるのがNG事項ではないでしょうか。
どのようなチラシデザインをすれば適切であり目的を達成できるか、悩んでいる方は多いと思います。
では、どのような点に注意すれば目標のチラシを作成できるのでしょうか。

当記事ではチラシデザインにおける注意事項、抑えるべきポイントについて紹介していきます。
具体的には、注意事項をデザインに関するものと掲載内容に関するものに分けて紹介していきます。

チラシ作成前に決めておく二つのこと

1.どんなソフトを使用するか

チラシ作成時には、何らかのソフトを使用することになります。
シンプルなデザインのもので良ければWordやPowerPointで作成するのも可能ですが、こだわりたいのであればPhotoshopやIllustratorが必要となります。
また、これらソフトを使いこなせる人がいることも前提です。
いずれにせよあらかじめ何のソフトを使用するか決めておく必要があるでしょう。

2.内製か外注か

チラシ作成には、先述したようにソフトを使用できる人材が必要です。
人材がいる場合は内製が可能ですが、それが難しい場合は外注することになります。

この場合おすすめなのがクラウドソーシングサービスです。
いくつもあるサービスを比較検討することで、より良い外注先に依頼できるでしょう。

デザインを外注するコツとは

デザインを外注する場合、内製とは異なるコツが必要となります。
最も重要なのは、市場調査をすることでしょう。

市場調査をすることで、ターゲットの属性を明確にできます。
ここでどのような商品・サービスが好まれるのか、どのようなことが購入につながるのかを明確に分析しておくことが大切です。
ターゲットやデザインの目的がブレなくなり、アイデアも効果的なものを思いつきやすくなるでしょう。

具体的には、ライバル他社のパンフレットを見てみてください。
ライバルの強みやそれがなぜ顧客の獲得につながるのか、明確にしてデザイナーに依頼することがポイントとなります。

外注するフェースでは、イメージを明確に伝えることを意識してください。
デザインに対するイメージは十人十色であり、同じ言葉でも受取り手によって印象が異なります。
実際にイメージを伝える際は、イメージに近いデザインを用意できると効果的です。

掲載内容に関する注意事項

キャッチコピーについて

キャッチコピーはチラシの効果を左右する重要な部分です。
多くの方はキャッチコピーを見て、チラシを手に取るか否か決めるからです。
そのためには、一瞬で読み手の心を掴めるようなインパクトと、次の行動を促す要素が必要となります。

たとえばキャッチコピーと背景色が被っている場合、キャッチコピーが読みにくくなってしまいます。
色使い、書体、文字の大きさに注意しつつ、キャッチコピーが最も目立つようにしてください。

内容については、使用頻度の高い言葉はあまり使用しないほうが良いでしょう。
たとえば「大売出し」といった言葉では差別化が難しくなると考えられます。
一度見ただけでメリットが伝わるようなものを、内容ごとに考える必要があります。
逐一考えるのは大変ですが、ここでチラシを手に取ってもらえるか決まるため、非常に重要な工程です。

写真について

写真やイラストが占めるチラシのスペースは大きいです。
当然、これら写真やイラストがチラシの印象付けに与える影響は大きくなります。

中でも写真は情報に信ぴょう性をもたらす非常に効果的な要素です。
可能であればぜひ掲載したいところです。

ただし、写真もなんでもよいわけではありません。
内容にリンクした写真を掲載する必要があり、ここもしっかり考える必要があるでしょう。

クーポンについて

重要なのは、クーポンとチラシの内容がマッチしているかです。
この点では写真と似ている要素かもしれません。
たとえばディナーの内容を掲載したレストランのチラシで、クーポンが「ランチ100円引き」というものは、内容がマッチしているとは言えません。

ただつければよいという訳ではないのです。
読み手の立場に立ち、効果的なクーポンを付けるようにしてください。

また、チラシの主題に関連しないクーポンには、効果検証がしづらくなるというデメリットもあります。

QRコードについて

便利なQRコードの利用率は高いです。
これにはやはりスマホの普及が背景にあります。
URLにパラメータを付けることで、効果検証も容易に可能です。

ただし、QRコードをただ掲載するだけでは不十分です。
リンク先の説明やURLを掲載することで、QRコードの効力を向上させられます。

また、作成方法によってはQRコードを読み取れなくなる可能性もあります。
数種類の端末からテストして、しっかり読み取れるか確認するようにしてください。

電話番号について

最も避けたいのは誤った番号の掲載をしてしまうことです。

そして次に注意したいのが、読み手が容易に発見できるところに配置することです。
そのためには、番号を色付けして目立たせるといった工夫が大切になります。

せっかく興味を持ってもらったのに、電話番号が見つからないという理由で顧客を逃すのはどうしても避けたいです。
電話番号は目立たせるか、適切な位置に配置してください。

デザインに関する注意事項

文字の間隔を調整すること

文字列の間隔が揃っていないと、どうしても気になってしまうと思います。
デザインで表示される文字の間隔が適切でないと、それがノイズとなって情報自体が伝わりにくくなってしまうのです。

重要なのは、文字間隔を調整するカーニングの技術を身に着け、必ず行うように意識することです。
文字間隔には注意を払いましょう。

読みやすさを何より意識すること

デザインは伝わらないと意味がありません。
そのため、視認性はデザインにおいて無視できない重要な要素であると言えるでしょう。

読みやすいデザインのために意識したいポイントは2つです。
1つ目は文字の太さで、太すぎても細すぎても視認性は低下してしまいます。
2つ目は背景色とコントラストを付けることで、背景色と同化した文字はどうしても読みにくくなってしまいます。

一行を短くすること

内容は面白いのに、どうしても頭に残らない文章を読んだことはありませんか。
その要因は様々なものが考えられますが、要因の一つとして「一行が長すぎること」が考えられます。

広告などで一行の適切な長さは、ある程度決まっています。
ライバル企業やリーディング企業のチラシを見て、どれくらいの長さが適切か考えてみてください。

目的をもって情報の強弱を付ける

情報に強弱を付けるのは、適切に情報を伝達するために欠かせません。
ただし、このとき何らかの目的を持つことが重要です。
目的があればどの情報を目立たせるか考えられますし、効果検証もしやすいでしょう。

まとめ

最後に当記事の内容を確認していきましょう。
当記事が、皆様がデザインするときの参考になれば幸いです。

ポイント

■チラシ作成前に決めておくべきこと
・どんなソフトを使うか
・内製するか外注するか

■掲載内容に関しては、以下の点に注意しましょう
・キャッチコピーについて
・写真について
・クーポンについて
・QRコードについて
・電話番号について

■デザインに関しては、以下の点に注意しましょう
・文字の間隔を調整すること
・読みやすさを何より意識すること
・一行を短くすること
・目的をもって情報の強弱を付ける