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mitekaku journal

2023/7/1

webサイトでロゴの位置はどこにすべき?

Webサイトでロゴの位置はどこにすべきでしょうか。
これはWebサイトを制作するときに必ず考えることだと思います。

実際にWebサイトがどのような配置をしているのか見てみると、多くは左上に配置されていることが分かります。
だからといって自分たちも左上に配置するのが正解でしょうか。

当記事ではロゴをどこに配置するのが正解かについて、理由とともに紹介します。
ロゴを目立たせる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ロゴのベストの位置は左上です!

webサイトには様々な目的があります。
ブランドリコールやサイトトップへのナビゲーションを目的としている場合、ロゴは左上に置くのがベストです。
ユーザーはページの左上から右下に向かって文章を読み進めます。
そのため左上が最も最初に視線を置く場所になるのです。

人間は、見る回数が多いほどブランドを思い出しやすくなります。
そのためユーザーの視界にロゴを何回も入れることが重要なのです。
また左上のロゴはユーザーがサイトトップにアクセスする習慣を強める点も、左上にロゴを配置する理由の一つです。

中央や右上配置は駄目なのか?

では、中央や右上ではだめなのでしょうか。
結論を言ってしまうと、やはり左上がベストと言えます。
ここではそれぞれあまり配置場所に適さない理由を紹介します。

右上配置は左配置よりも覚えられにくい

右上配置はやはり覚えられにくいのが欠点です。
人の視線は左上から右下に流れ、右上配置だとロゴに視線がなかなか向かないのです。

ロゴを覚えてもらう以上に大切にしたいことがある場合、右上配置でも良いでしょう。
たとえばデザインを優先するのであれば、右上のロゴ配置も考えられます。

中央配置はトップページに戻りにくい

ロゴを中央に配置した場合、実は覚えやすさに関しては、左上配置と遜色ないとされています。

しかし、中央配置のロゴでは、ユーザーがトップページに遷移することを阻害するともされています。
これは、ユーザーは左上のロゴでトップページに遷移するのが習慣になっていることが理由とされています。

ロゴを中央に配置したい場合、左上にトップページに移動するためのリンクを設置しておけると良いでしょう。

人間の視線誘導を考えても左上がベストです

ロゴは左上がベストという考えをもう少し深堀していきましょう。

ロゴの配置について考えるときに知っておきたいUIデザイン

UIとは「ユーザーインターフェース」のことで、ユーザーとプロダクトの接点のことを指します。
UIデザインを考えることで、ユーザーがプロダクトをスムーズに利用できるようになります。

実際に私たちが日々利用しているアプリやサイトの画面でも、UIデザインの考えは取り入れられています。
これにより私たちユーザーは直観的にプロダクトを利用できているのです。

UIデザインにはいろいろな考え方がありますが、その中でも重要なものとして、「ユーザーの視線を自然に誘導する」というものがあります。
この考えに則っているのが、「左上のロゴ」なのです。

視線誘導について検証

グーテンベルグ・ダイアグラムというものがあります。
これは人の視線の動きを図式で表したものです。
ドイツの活版印刷の発明者・ヨハネス・グーテンベルグの名前に由来しています。

この視線パターンは2つあり、「Z型」と「F型」です。
それぞれ、視線は以下の順番で動くとされています。

視線の順番

・Z型:左上、右上、左下、右下
・F型:左上、右上、左下、右下、更に下の順

ここで注目すべきなのは、どちらのダイアグラムであっても、左上から始まる点です。
誰もが最初に目を向ける場所が左上なのです。
だからこそ左上にロゴを配置すべきとされています。

ちなみに、Nielsen Norman Groupによると、左側のロゴの場合、ブランドリコールの確率は89%となるようです。
ここからも左上のロゴ配置の適切さが伺えます。

ロゴを目立たせるためのポイントを紹介します!

ロゴを左上に置くのは、ロゴを覚えてもらうためでした。
では、他にロゴを目立たせるためにできることは他にどのようなものがあるでしょうか。

1.ブランドロゴをアイコン化する

スマホの普及で小さいスクリーンサイズからWebサイトが閲覧されるようになりました。
これによりWebデザインはシンプルかつ流線的になっています。

ブランドロゴもこの傾向を受けています。
もちろんブランドロゴをアイコン化するのには向き・不向きがあります。
アイコン化するときは「これで本当にユーザーはブランドを認知できるのか」をしっかり考えてください。

2.ロゴタイプの特徴

ブランドロゴを小さく表示する場合、ブランドロゴは良い選択肢の一つです。
ただし細いタイプフェイスの場合、ブランドネームが長い場合は注意が必要です。
視認性が悪くなってしまいがちだからです。

この場合は、ロゴの大きさよりも見た目の印象を優先してください。
また背景色とのバランスも視認性を考える上では注意してください。

3.「アプリ」アイコンスタイル

アプリアイコンのようなブランドロゴを配置することもあります。
この場合では「第二のブランドロゴ」としてユーザーに認知されることになるかもしれません。

これは特にアプリベースのサービスを提供している企業に多く見られます。
そのため、どちらかというとアプリアイコンがブランド認知に貢献している場合に効果的です。

4.縮める

すでにブランドロゴの認知度が高く、少しだけ手を加えたい場合に有効です。

この時のコツは以下の通りです。

コツ

・小さくても可読性が高いロゴにすること
・多くの色やイメージを使わないこと

5.カラー

トレンドは白と黒を基調とするものです。
しかし中には色彩を用いるものもあります。
また、主張の強い明るい色を用いたWebサイトもあります。

このような色の選択のときに注意することは一つです。
小さくてユーザーに見逃されることを防ぐために、周囲とのコントラストを強めに付けることです。

ホームページ向きのロゴ

最後にロゴ自体についても考えてみましょう。

ロゴには3つの種類があります。

このうちホームページに掲載するのに向いているのはロゴマークです。
ロゴマークであれば、以下のどのような場面にも対応できるためです。

・ヘッダー
・アイコン
・Web広告

先ほどまで紹介してきたのは「ヘッダーとして使うときにどこに配置するか」でした。
ロゴマークはヘッダーに使えるだけでなく、他の様々な場面に対応可能ということです。

ロゴの種類

・ロゴタイプ:文字だけで構成されたロゴ
・シンボルマーク:シンボルで構成されたロゴ
・ロゴマーク:ロゴタイプとシンボルマークを組み合わせたロゴ

アイコンとして使う

アイコンは、ロゴマークのシンボル部分が用いられます。
ロゴマークはロゴタイプとシンボルマークの組合せであり、シンボルマークをアイコンとして利用可能なのです。

Web広告として使う

ホームページによる集客を検討しているのであれば、Web広告についても考えるかもしれません。
ロゴはWeb広告にも使用可能です。
なぜなら、主体者表記なしに広告の審査に通るのは不可能だからです。

まとめ

Webサイトでは、左上にロゴを配置すべきです。
その理由は以下の2点です。

1.ブランドを覚えてもらうため
2.トップページに戻りやすいため

また、グーテンベルグ・ダイアグラムを用いて、人は左上を起点として視線を移動させることも紹介しました。
Webサイトを制作するときは、デザイン性も考慮しつつ、左上配置が基本であることを考慮してみてください。

当記事はデザインする方向けにロゴマークについて紹介しましたが、第三者にロゴマークやWebサイトの制作を外注することもあるでしょう。
当社ではそのような場面で使えるツールであるmitekakuを提供しています。
修正指示を効率化できるので、まずはお気軽にお試しください。

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