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mitekaku journal

2022/9/3

季節や月別の色のイメージとは?デザインに落とし込むコツもご紹介!

春夏秋冬を意識したデザインを作る場合には、いくつかのポイントがあります。
季節ごとに開催されるイベントの広告を作りたい場合は、その季節に合わせたデザインを使用すると、より伝えたい内容が伝わるでしょう。
そこで今回の記事では、季節ごとの色のイメージについてご紹介します。
それぞれの季節の色の特徴を把握して、より見た人が理解しやすいデザインを作ってみましょう。

春夏秋冬の色のイメージをデザインに落とし込むコツとは?

デザインにおいて、色選びは非常に重要なポイントです。
チラシで季節のイベントや食材などを宣伝する時に、季節の雰囲気に合わせたデザインにすると見た人にも伝えたい内容が簡単に伝わります。
ここでは、春夏秋冬のイメージカラーについて解説していきます。

春のイメージカラー

1つ目は、春のイメージカラーについてです。
春といえば真っ先に思い浮かぶのが、ピンク色の桜だという方はたくさんいらっしゃると思います。
3月であればひな祭りや、卒業式もありますよね。
4月は新しい年度の始まりで、多くのイベントがあります。
入学式や入社式、引っ越しや新生活など様々です。

5月になれば、桜は時期を終えて新たな生命の息吹が芽吹き始めます。
そのため、春はピンクや新緑の緑や黄緑といった淡い色がイメージされます。
明るい雰囲気がある、明度の高い色を使用するのがおすすめです。

夏のイメージカラー

2つ目は、夏のイメージカラーについてです。
夏といえば、海や川、山などレジャーを連想する方が多いでしょう。
その他にも花火大会やヤシの木、スイカやアイスといったようなものも夏の風物詩としてあげられますよね。
そのため、夏のイメージカラーは青や緑、黄色やオレンジなどの南国を意識させるような色が多いです。

日本には夏になる前に梅雨があります。
梅雨の時期は雨が多くてジメジメした印象を持たれやすいですが、アジサイやレインコート、傘などの色が綺麗なものも、たくさん日常生活に登場してきます。

そのため、淡い紫や水色などの寒色系の色が使用されやすいです。
また、異なる色を混ぜたような混色系のトーンも愛されています。

秋のイメージカラー

3つ目は、秋のイメージカラーについてです。
秋を想像してみると、綺麗に色づいた紅葉や落ち葉、栗や焼き芋などを思い浮かべられます。
はっきりとした色よりも、ダークトーンのオレンジ赤などの暖かみがあってまろやかな色が多く使用されます。

しかし10月にあるハロウィンでは、紫や黒などの原色の色を用いられることも多いです。
秋はトーンが暗い色が使用されるため、デザインする時にはあまり暗い雰囲気にならないことが大切です。

冬のイメージカラー

4つ目は、冬のイメージカラーについてです。
冬は雪やクリスマス、お正月などを連想される方が多いでしょう。
これらのイベントでは、白や赤、金色などゴージャスな色が多く使われます。

おせちのチラシも原色で明るい色を用いるのではなく、落ち着いて深みのある色が用いられたりしますよね。
バレンタインには、ハートやピンクのイメージがよく使われます。

月ごとやイベントごとの色のイメージについて

1月~3月

1月は、正月があるため、おめでたい雰囲気があります。
金や赤、深緑などがよく使用されます。

2月は、バレンタインや梅の花が咲く時期です。
ピンクや薄い赤、新緑の薄緑などがよく使用されます。

3月は、卒業式や桜が咲き始める時期です。
卒業の寂しさや別れを表現するために、桜の色だけでなく水色のように涙を連想させるような色がよく使用されます。

4月~6月

4月は、桜が各地で満開を迎え、新しい門出を迎えます。
植物や虫も冬眠から目覚めて活発に活動し始める時期です。
桜色や薄い黄色などのパステルカラーがよく使用されます。

5月は、こどもの日やGWなどたくさんのイベントがあります。
イベントごとにイメージは異なりますが、黄緑や緑、青やピンクなどが使用されやすいです。

6月は、梅雨の季節です。
アジサイや雨から紫や水色などがよく使用されます。

7月~9月

7月は、海開きや夏休み直前の爽やかな雰囲気があります。
水色や豊かな緑、太陽の赤などが使用されやすいです。

8月は、夏本番の暑い季節です。
海や川を連想した青や、スイカやひまわりをイメージした赤や黄色などの元気な色がよく使用されます。

9月は、秋の雰囲気が少しずつ出てくる季節です。
色づき始めた紅葉の色を意識して、深みのある赤やオレンジ、黄色などがよく使用されます。

10月~12月

10月は、美味しい食べ物や落ち葉が連想されます。
こちらは9月よりも深みのある赤や緑、茶色などが使用されやすいです。

11月は、冬の香りがし始める季節です。
寒く厳しい冬に備えるためのブランケットや、水分が抜けきった落ち葉などから暗い茶色や明度の低いオレンジなどがよく使用されます。

12月は、クリスマスがある1年の終わりの月です。
雪を意識した純白や水色、クリスマスをイメージした赤や緑が使用されやすいです。

カラーで季節感を出す方法をご紹介!

1つ目は、季節ごとの自然から色を選ぶ方法です。
季節ごとの自然を思い浮かべて色を選ぶと、間違いありません。
例えば、春をイメージしたデザインを作りたいのであれば、ピンクや淡い緑などがあげられます。
花だけでなく、その枝や葉などにも注目してみると良いでしょう。

夏をイメージした色であれば、海の青さや砂浜の白さ、薄茶色、ヤシの木の緑などが挙げられます。
このようにして残りの2つの季節のイメージを考えてみてくださいね。

日本の伝統色について

実は、日本には特有の色彩感覚があります。
これは古くから伝わってきており、日本文化の大切な一面としても扱われているものです。
総合的に同じ色として分類されるものでも、明度が少し違うとそれぞれに細かく名前が付けられています。

春の色

古くから伝わる日本の春の色には、「桜色」や「紅梅色」などたくさん種類があります。
桜色も紅梅色も総合的には「ピンク」として分類されてしまいますが、実際に色を見比べてみると受け取る印象はかなり異なるでしょう。
緑色として分類されてしまう色には、「ねこやなぎ色」や「若葉色」などがあります。

夏の色

青や緑が連想される夏にも、日本的な色彩感覚があります。
例えば、豊かな緑を表す色としては「若竹色」や「小鴨色」などです。
これらは、日本の色彩感覚が色の名前にもしっかりと現れていますよね。

秋の色

秋の深みのある色にも、「茜色」や「柿色」など日本らしい色があります。
赤とオレンジと言ってしまうのではなく、このような色を使用することでより的確に色がイメージできますよね。

冬の色

冬の冷たさやどこか寂しい雰囲気を表す色もあります。
「銀鼠」は鼠色ですが、銀のような美しさもあるため上品です。
黒も一色だけでなく、「消し炭色」のように様々な色があります。
また、正月で珍しさを表したい時は、通常の赤を使うのではなく、神社の鳥居に使われる色である「朱色」が使用されます。

秋に使われやすい色として「茜色」をあげましたが、「朱色」との違いは歴然です。
このように、日本には日本独自の色彩感覚があります。

まとめ

今回の記事では、春夏秋冬の色のイメージや、それらをデザインに落とし込む方法についてご紹介しました。
色やデザインは、時には文字よりも伝えたい内容を伝えられます。
この記事を参考にして、ぜひ季節感のあるデザインを考えてみてくださいね。
また、webデザインなどでお困りの方は、ぜひ当社までご連絡ください。
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