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mitekaku journal

2023/1/6

5w1hの明確化はデザインにおいてとても大切です!

デザインにおいて明確化すると良いとされているのが5w1hです。
5w1hの明確化はデザイン業務の最初に行うべきものとされていますが、具体的にはどのように効力を発揮するか分からない方もいらっしゃるかもしれません。
また、5w1hをしっかり使用するためには、そもそもデザインとは何かについて考える必要があります。

そこで今回の記事では、デザインとは何かというところから、5w1hの説明、中でも重要とされている要素のwhoについてご紹介します。
5w1hとデザインの関係について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

デザインとは

デザインとは、「情報を整理し、適切な表現で伝えること」です。
そもそもデザインの定義には様々なものがありますが、作り手の観点を簡潔にまとめると以上のようになるでしょう。
そして、情報を整理するときに有効なのが5w1hで、伝えるときにも重要なのが1hです。
いつ・どこで・だれが・何を・なぜを整理し、どのように伝えるかを考えていきます。

5w1hとは

もう少し5w1hを深堀りしていきましょう。

when(いつ)

まず、when(いつ)です。
制作物には使用されるシーンがあるため、いつ使用されるかを考える必要があるでしょう。
大まかに言えば四季のいつか、ということになるかもしれません。
1日の中で言えば、朝に見られるか夜に見られるか、ということになるでしょう。
これらを整理することで、デザインしやすくなります。

たとえば秋のセールを知らせるチラシのデザインであれば、背景を紅葉の木々にすることが考えられます。
夜のイベントを伝えるネット広告のデザインであれば、ネオンのイメージがあると良いでしょう。

where(どこで)

続いてwhere(どこで)です。
これは場所や環境を整理するときに使う要素です。
場所や環境が明確になれば、距離感や規模感、移動手段などのイメージが容易になります。
そのため、非常に重要な要素と言えるでしょう。

一般的には、「本社の第~会議室で」であったり、「~~駅前の人が多く集まるところで」というように使用されます。
デザインでは少し異なる使用方法になるので、それについては次の章でお話しします。

who(誰が)

次はwho(誰が)です。
これは主体を表す要素ですが、ターゲットや顧客を表す要素として用いられるのが一般的でしょう。
ターゲットという要素はデザインに大きな影響を与えるため、明確さが大切になってきます。

主体を表すときは、「営業部の~~が」であったり、「~~部のチームリーダーが」といったように使用します。
ターゲットを表すときは、「スポーツに興味があって健康志向の人に」であったり、「製品を購入してほしい~~社に」というように使用します。

what(何を)

続いてwhat(何を)です。
これはモノ・コトを表す要素です。
商品やサービス、対象物やコンセプトなどのことです。

ただしwhatであらわされる要素はいわゆる「こそあど言葉」に代替されやすいため、代替すべきかどうかは文脈により吟味する必要があります。
情報を正確に伝えたい場合、こそあど言葉を使用せず具体例で述べるのが無難です。

使用される例ですが、たとえば「自社商品の~~を」であったり、「会社のコンセプトである~~を忘れずに」というように使われます。
このように、単なるモノだけでなくコンセプトといった物もwhatに含まれます。

why(なぜ)

続いてwhy(なぜ)です。
これは「理由」「原因」「背景」を表す要素で、人によってはとても重視される要素です。
内容の深い理解のためには省略できない要素であり、背後にあるwhyの共有は方向性を揃えるためにも大切です。

how(どのように)

最後はhow(どのように)です。
これは「方法」「手段」を表す要素です。
実際の行動に移すときは最も重要な要素で、何よりも説得力を持たせられます。

たとえば、「若い世代にアプローチするための施策を行う」の施策はhowに当たります。
この場合は「若い世代にアプローチするためのSNS運用を行う」とするとより説得力を持たせられます。

デザイン業務における5w1h

先ほど紹介した5w1hは一般的な使用方法です。
デザイン業務では、少し意味が異なります。
具体的には、すべて商品・サービスを軸にした考え方をする必要があります。

たとえばwhenであれば「商品やサービスが使用される季節・シーン」となりますし、whoは「商品・サービスのターゲット」、whereは「商品やサービスを利用する場所」となります。
またwhatは「商品・サービス」、whyは「商品・サービスを利用する理由、お悩み」となり、howは「商品やサービスがどのように役立つか」を表すことになります。

これら情報をしっかり整理し、さらに伝えられれば良いデザインと言えるでしょう。

消費者の興味を掴むためにWhoは重要です!

5w1hの中でも最も意識して明確化させたい要素として、whoがあります。
これはデザインにおいてはターゲットを表す要素で、逆にこれを明確化できないと消費者の興味を惹くのが難しくなってしまいます。
たとえばwebサイトのデザインでwhoを明確にしなければ、いわゆる「離脱」を高めてしまうでしょう。

whoは重要な要素ですが、一方で難しい要素でもあります。
たとえばターゲットを限定しすぎると多くの人に伝えることはできませんし、一方で曖昧過ぎれば、多くの人を対象にできますが情報が伝わりにくくなってしまいます。

基本に忠実だからこそ独自のデザインになります

デザインは情報が整理され、目的が明確化されることではじめて方向性や手法が決まります。
デザインの際のフォントであったりカラーであったりはいわば手段にすぎず、その先の目的をはっきりさせることが土台になります。
そして、その土台を明確化するのが5w1hになります。
5w1hは非常に基本的な情報整理の手法ですが、だからこそ表面的ではない、本質的なデザインにつながります。

基本を押さえることではじめて応用が利き、柔軟な発想につながります。
独自のクリエイティブなデザインにするためにこそ、基本に忠実に5w1hを整理することが重要です。

まとめ

今回の記事では5w1hとデザインについてご紹介しました。
ターゲットの明確化はデザインの方向性や手段を決める土台となるものなので、そのための5w1hというツールはとても重要なものと言えます。
基本的なものではありますが効力は大きいので、疎かにしないことが大切です。

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