デザインの外注をお考えの方は必見です。
今回の記事では、デザインを発注する際のコツをご紹介します。
また、発注する際にしてはいけないことや、デザイナーに伝えるべき内容も解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
デザイン発注で大切なこと
デザインで大切なことは、「イメージの共有」と「的確な指示」です。
これらを疎かにしてしまうと、双方のコストが非常に大きくなってしまいます。
デザイナーが時間をかけて作ったものでも、発注側の意図に合っていないものであれば意味がないですよね。
後になって修正の指示が沢山でないように、最初から以上の2点に気をつけましょう。
これらは、気持ちよく仕事するためにも大切です。
デザイン発注で気をつけたいポイント
ここでは、具体的に気をつけたいポイントを5つ紹介します。
01.ラフ書きのスケッチを添えること
1つ目は、「ラフ書きのスケッチを添えること」です。
このスケッチに上手い下手は関係ないので、適当にスケッチして送りましょう。
言葉ではなくスケッチで伝える方がイメージが伝わりやすく、その後の議論も活発になります。
また、この際に気をつけたい点は「構成」です。
02.目的をはっきりさせること
2つ目は、「目的をはっきりさせること」です。
デザインの「狙い」は、意外にも曖昧になり易いポイントです。
例えば広告のデザインであれば「来店」や「商品購入」が狙いになります。
このような目的をしっかり伝えておくのがポイントです。
特にこの効果が顕著なのが「ウェブサイト」や「ランディングページ」です。
この場合、狙いは以下のようなものでしょう。
・購入率を高める
・アクセス数を伸ばす
・お問い合わせ数を増やす
これらの狙いをはっきり伝えるようにしましょう。
デザインの方向性が定まるだけでなく、その他工夫もデザイナーが盛り込みやすくなります。
03.与えたいイメージの具体化
3つ目は、「与えたいイメージの具体化」です。
デザインの方向性を「優しい感じで」や「さわやかな印象を与えるように」のように伝える方も多いですが、これでは不十分です。
これに具体例を付け加えられれば、デザイナー側が意図を理解しやすくなります。
例えば「満開の桜の包み込むような優しい感じで」や「初夏の新緑のようなさわやかな印象を与えるように」と伝えられえれば良いでしょう。
こうすることで、出来上がったものが想定と異なるという事態を防ぎやすくなります。
04.イメージに近い画像・サンプルを添えること
4つ目は、「イメージに近い画像・サンプルを添えること」です。
イメージを具体化したら、そのイメージに近い言葉で画像検索し、デザイナー側に送りましょう。
これもイメージを共有するためには大切なことです。
また、それら画像からデザイナー側がインスピレーションを得ることも期待できます。
ただし、少なすぎるとそれら画像に影響を受けすぎることも想定されるため、5枚程度送れば良いでしょう。
また、発注側が気に入らない画像を送ると、成果物もなんとなく気に入らないものになってしまいやすいので、注意しましょう。
05.完成を一緒に祝うこと
5つ目は、「完成を一緒に祝うこと」です。
オンラインだけのやり取りだと、達成感があまり得られません。
そこで、完成を一緒に祝うことが非常に大切になってきます。
これにより、お互い良い関係を続けることにもつながります。
ぜひ完成は一緒に祝ってください。
以上が発注する際に気をつけたいポイントで、仕事をスムーズにするために重要です。
次は、デザイナーに嫌われることをご紹介します。
デザイナーに嫌われることとは?
01.類似デザインを用いたダメだし
1つ目は、「類似デザインを用いたダメだし」です。
盗用を疑ったダメ出しはよくありますが、このダメ出しはあまりよくありません。
理由は2つあります。
1つ目は、デザインはコンセプトから考えていくため、見た目が似ていても意味が異なる場合が多いことです。
また、このことから「見た目が似ていても意味が異なれば盗用ではない」と考えるデザイナーは多いです。
デザイナーが最善を尽くしたものに「あれに似ている」「これに似ている」とすぐに批判してしまうと、デザイナーから良く思われないことも多々あります。
2つ目は、デザインは探せば似たものがすぐに見つかってしまうものであることです。
デザインは図形・パターンなどの集合物です。
そのため、似たものになってしまうのはある程度仕方ありません。
例えばゴシック体のロゴで作ったデザインは世界中に沢山あります。
02.完成後のいい加減な言動や前言撤回
2つ目は、「完成後のいい加減な言動や前言撤回」です。
よくあるのが、依頼時に「お任せで」といったあいまいな指示をし、完成後に「もっとかわいくして」のように前言撤回することです。
デザイナーのヒアリング不足も問題ですが、依頼者側は最初から具体的な指示をすべきでしょう。
03.計画・結果報告をせずに複数パターンの作成を依頼すること
3つ目は、「計画・結果報告をせずに複数パターンの作成を依頼すること」です。
依頼者側がデザインのイメージ・コンセプトを考えられない場合、複数パターンの作成を依頼することもあるでしょう。
そのような場合は、「なぜ複数パターン作るか」や「デザインの目的」を伝えることをお勧めします。
この理由は、デザイナーのモチベーションを持続させるためです。
04.クオリティとインプットを考えないこと
4つ目は、「クオリティとインプットを考えないこと」です。
制作物のクオリティは、それにかける労力(インプット)に左右されることを理解しておきましょう。
よくあるのが、「3日以内に納品」や「今週中に2つデザインを提示してほしい」といった物です。
高いクオリティのものを作ってもらうためにも、クオリティとインプットの関係は意識しておきましょう。
05.第三者の存在を後から言うこと
5つ目は、「第三者の存在を後から言うこと」です。
これがどういうことかと言うと、例えば担当者に「上司にダメだしされたから作り直してほしい」と言われるようなことです。
このダメージを軽減する方法としては、担当者の責任範囲をあらかじめ伝えておくことが挙げられます。
06.依頼者側の好み・感性で判断すること
6つ目は、「依頼者側の好み・感性で判断すること」です。
突き詰めすぎるといつまでも仕事が終わりませんし、双方にとってあまりよくありません。
80点を目指すくらいの余裕を持つことも、ある意味では大切です。
デザインの良し悪しを判断するコツ
デザインが目的に沿っているか
まずは「デザインが目的に沿っているか」を検討します。
例えば新商品のチラシのデザインであれば、ターゲットの購買意欲を引き出すデザインが最良でしょう。
デザインのスタイリッシュさやインパクトよりも、まずは目的に沿ったデザインか検討しましょう。
デザインが特徴的か
次に、「デザインが特徴的か」を考えましょう。
わかりやすいデザインは伝わりやすいですが、インパクトを残せないことも多いです。
ターゲットに刺さる特徴的なデザインかも見るようにしましょう。
以上がデザインの良し悪しを判断する2ステップです。
目的に沿った特徴的なデザインこそ良いデザインであることを意識しましょう。
発注側とデザイナー双方のコミュニケーションが大切です!
ここまでデザイン発注に関するポイントを解説してきましたが、通じるのは「コミュニケーションの重要性」です。
双方が気持ちよく仕事を行い、納得のいく成果物を作るためにも、コミュニケーションはしっかり取るようにしましょう。
まとめ
今回は、デザイン発注のコツをご紹介してきました。
伝えるべきことをしっかり伝え、コミュニケーションを取ることで双方にとってより良いデザインを作り出せるでしょう。
当社では修正指示を効率化するサービスmitekakuを提供しているので、コミュニケーションの円滑化のためにもぜひご利用ください。
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