広告をするときにまず思いつくものとして、チラシがあると思います。
しかしチラシのレイアウトを考えるのは初心者の方には難しいですし、一方でせっかく作るならかっこいいものにしたいと思うのも普通です。
そこで今回の記事では、かっこいいチラシのレイアウトのために、ポイントをご紹介していきます。
もちろんチラシのレイアウトの際の基本的なポイントから、おしゃれなレイアウトのためのコツまで網羅的にご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
チラシ作成のポイント
1つ目:コンセプトを明確にすること
これはまず最初に行います。
具体的には、「誰に」「何を」伝えたいのかについてまず明らかにしましょう。
反対に、見て欲しい人にメッセージが伝わらなければ、それはチラシとしての機能を果たしているとは言えないでしょう。
2つ目:伝えたい情報の優先度を決めること
コンセプトを明確化したら、伝えたい情報を整理してそれら情報の優先度を決めていきます。
伝えたい情報を整理しないと、結局何が言いたいか分からなくなってしまうでしょう。
ここで情報を整理するときは、3つくらいの大きい情報にまとめるのが理想です。
たとえば、神田駅周辺に居酒屋Aをオープンするとしましょう。
この場合、伝えたい情報は以下のように整理されるかもしれません。
居酒屋のチラシで伝えたいこと
・居酒屋Aオープン
・オープン日
・神田駅周辺
3つ目:デザイン・レイアウトを決めること
何の情報を軸にして要素を配置していくかを決め、伝えたい情報を追加していきます。
キャッチとなるものは、左上または右上に配置しましょう。
理由は、人間の視線は右上から左下または左上から右下に流れるためです。
レイアウト前に考えておきたいポイント
チラシのレイアウトは、難しいものです。
ただし、一点だけ注意してほしいことがあります。
それは「バランス」です。
バランスと一言で言っても、構成要素のレイアウトや文章・文字の細かな使い方や処理の仕方、構成要素間のスペースの取り方など様々な点に注意しなければなりません。
一方でバランスが悪いと、優れた写真や素材が全く生かされません。
バランスが良いチラシは、人の目を惹くものです。
バランスは抽象的な概念なので、いくつか具体例をインターネット上で探してみれば、デザインの参考にできるでしょう。
成功するレイアウトとは?
では、具体的なレイアウトについて解説していきます。
ここでは、レイアウトに関する具体的なコツを4点紹介します。
1つ目:チラシのレイアウトは3ブロックが基本形であること
良いレイアウトは、紙面を3ブロックに分けて人の視線の動きを意識して情報を配置していきます。
直観的な理解としては、人の視線はNまたはZに動くので、それに応じた配置をしていきましょう。
このとき、同業他社のチラシを参考にすると良いでしょう。
参考にするチラシは以下の点を満たすものがおすすめです。
参考になるチラシとは?
・業績の良い会社のチラシ
・新聞折込チラシ
まず、業績の悪い競合他社のチラシを参考にする意味はありません。
業績の良い会社のチラシのエッセンスを分析するようにしましょう。
また、ポスティングされたチラシではなく、新聞折込チラシを参考にしましょう。
理由は、新聞折込チラシはプラン・制作に手間暇をかけたプロの作品であるためです。
一方でポスティングのチラシは、プロ以外の人が作ったセオリーから外れているものである可能性が高いです。
余裕がある方は、同業他社以外のチラシもグルーピングしておくと良いでしょう。
たとえば「これは安売りチラシの参考」、「これは開店セールのチラシの参考」という感じです。
自分がチラシを作るときを意識してグルーピングすることが大切です。
2つ目:チラシに載せるべき5つの要素を把握しておくこと
チラシに載せるべき5つの要素は、以下の通りです。
1:タイトルやキャッチコピー
2:ターゲットにアプローチするためのメッセージ
3:メイン画像
4:1から3の情報を補足する情報
5:顧客に行動を促す情報
1:タイトルやキャッチコピー
1つ目のブロックに配置します。
具体的には上部の、チラシを手に取った人が最初に視線を置く場所に配置しましょう。
内容としては、「これ、私のことだ」と感じてもらえる情報を載せる必要があります。
たとえばマッサージ店であれば、「日々の仕事で肩こりに悩まされていませんか」というものが考えられます。
2:ターゲットにアプローチするためのメッセージ
2つ目のブロックに配置します。
具体的には、悩みに対して普段お客様が仰っていることをそのまま書くと良いでしょう。
3:メイン画像
自社の提供する商品やサービスが一目でわかるような画像を載せます。
場所は、2つ目のブロックです。
「ターゲットにアプローチするためのメッセージ」の横に書いても良いですし、画像をいっぱいに伸ばしてその上にメッセージを載せるのも良いでしょう。
4:1から3の情報を補足する情報
3つ目のブロックに載せます。
キャッチコピーだけだと情報不足なため、それを補うことを意識します。
具体例としては、美容院の場合はヘアカットやカラーリングのビフォーアフターを載せることが考えられます。
ペットサロンの場合、トリミングの前後で仕上がりの違いを載せるのも良いでしょう。
5:顧客に行動を促す情報
3つ目のブロックに配置します。
たとえば連絡先・申込先であったり、店舗の場所であったりを載せます。
3つ目:レイアウトのテクニックを覚えておくこと
具体的には、以下のテクニックが有効です。
おすすめのテクニック
・すべて左揃えにする
・フォントを統一する
・色は3色、配分は70:25:5
・余白を適切にとる
・ブロックの下から始める
・何か物足りないときはワンポイントイラストを載せる
4つ目:自分に合っているレイアウトやテンプレートを覚えておくこと
ここではおすすめのものを3つご紹介します。
1.Canva
まずは「Canva」です。
これはチラシやフライヤー、プレゼン資料などを作成できる無料アプリです。
チラシのテンプレートは10000種類もあるので、非常に使い勝手が良いです。
>>Canva
おしゃれなチラシデザインをするための文字のコツ
おしゃれなチラシをデザインするためには、文字にもこだわる必要があります。
そのコツは、以下の15個です。
文字のデザインのコツ
・一文字ずつ色を変える
・写真や質感を使う
・交互に色を変える
・筆文字
・縦書き文章
・放射線状
・一部を変形
・縁だけ
・丸で囲む
・変わり身の術
・一辺を装飾
・すかす
・語尾を揃える
・文章の間に線を入れる
・図形と重ねる
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このツールは非常に簡単に導入でき、操作は直観的に行えます。
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まずは一度、お気軽にお試しください。
まとめ
チラシ作成の際は、まず「コンセプトの明確化」、次に「情報の優先度決め」、最後に「デザイン・レイアウト決め」という順番で行う必要があります。
最初の段階を疎かにするとデザイン後に不備が発覚したり不満が出たりするので、デザイン前に軸を決めることを意識しましょう。
また、デザインには多くのコツがあり、すべてを意識しつつ作成するのは困難です。
まずは一度デザインしてから、今回紹介したコツをクリアできているか確認するのも良いかもしれません。