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mitekaku journal

2023/2/2

チラシの裏面に書くべきこととは?誘導させることも大切です!

チラシの裏面に書くべきことをご存じでしょうか。
デザインをしたことが無いという方は、この点について深く考えたことがないのが一般的だと思います。

そこで今回の記事では、チラシの裏面に書くべき情報を、役割や表面の対比からご紹介していきます。
具体的にどのような情報を掲載すればよいかについても、ご紹介していきます。
チラシのデザインの初心者の方、何から考えれば良いか分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

チラシを両面で作るべき理由

チラシに反応してもらえる確率をご存じでしょうか。
チラシの渡し方によって、この確率は変わってきます。

たとえば折込チラシの場合、反応率は最低で0.01パーセントほどと言われています。
これは1万人の手にわたって、1件の問い合わせしかないということです。

手渡しのチラシはどうでしょうか。
この場合、反応率は1パーセントと言われています。
渡すだけでも大変なのに、100人に1人という確率です。

他には、置きチラシがあります。
これは反応率0パーセントと言われているほど、反応してもらうのは難しいです。

このように、チラシというのはもともと反応してもらえる確率が非常に小さいものです。
手にしてもらえる確率すら少ないチラシですので、情報を掲載するスペースは多い方が良いですよね。

そこで裏面も使えば、情報量は単純計算で2倍になります。
これが、チラシは両面で作るべき理由です。

チラシの裏面には何を載せる?

表面の役割とは

まず、表面の役割を確認しておきましょう。

表面の役割

・(他の宣伝チラシより)目立つこと
・顧客の目を惹くこと
・顧客のニーズを呼びおこすこと
・製品やサービスの特徴を理解させること

表面ではまず目立つことが重要で、目立つことで裏面にも誘導できます。
ポスティングや手渡しで受け取ったチラシが読まれるかについては、「目に入った1秒」で決まります。
そのため、表面で重視される点は以下の通りになります。

表面で重視されるポイント

・字が大きく目立つこと
・画像が大きく綺麗で目を惹くこと
・カラーリングが印象的なこと
・キャッチコピーが短く分かりやすいこと
・製品やコピーにインパクトがあること
・製品やサービスの個性がアピールできていること

以上のような点が表面で重要になってきますが、ここで問題が生じます。
それは、「情報量」「信頼性」です。
文字を大きくすれば文字数は少なくなり情報量が減ります。
また、キャッチコピーしか載せられないことが多く、それを裏付ける情報を載せられないため、信頼性も低くなってしまいます。

裏面の役割とは?

そこで裏面には、表面の情報を補い、顧客に信頼してもらうための要素を追加する必要があります。
裏面の目的は、「最終的に来店してもらえること」であったり「実際に申込してもらえること」です。
以上から、裏面には以下のような役割があります。
それらを踏まえて、次は具体的な掲載情報の例をご紹介します。

裏面の役割

・製品やサービスの魅力に説得力を持たせる情報を載せること
・表面で生じた顧客の「疑問」「不安」を取り除くこと
・表面で紹介しきれない情報のカバー
・表面で生まれたニーズを購買欲求へと押し上げること
・顧客が買わない理由をなくすこと
・顧客をスムーズに来店または申し込みに誘導すること

1つ目:定番・普遍的な商品の情報

チラシの表面には、「目玉商品」であったり「限定性の高いサービス(季節限定商品の情報など)」を載せます。
一方で、裏面にはその他の定番メニューや、定番商品の情報を載せます。
具体的には、以下のような情報を載せていきます。

裏面に載せる情報例

・飲食店の通常メニュー
・ヘアサロンの基本メニュー表
・小売店の目玉商品以外の人気製品など

表面で店に興味を持ってもらった顧客のニーズは、「他の情報についても知りたい」というものであることが多いです。
そのニーズに対応し、安心感や信頼性を持ってもらうための情報を載せることを意識していきましょう。

たとえばデリバリーピザやフードデリバリーの場合には、全メニューの記載が必要です。
それ以外の場合、顧客がサービスや商品の概観ができるような情報を載せることが大切です。

2つ目:裏付けとなる情報

チラシを手に取った顧客は、表面でアピールした商品・サービスに興味を持ちつつ「本当だろうか」と疑問を持つこともあります。
このような不安を取り除くような情報を載せることも非常に大切になってきます。

具体的には、以下のような情報が「裏付けとなる情報」です。

裏付けとなる情報

・顧客満足度の推移表
・製品の受賞履歴
・健康食品の成分データの詳細

3つ目:「Q&A」や「FAQ」

表面に載せる情報が限定的だと、多くの場合顧客は何らかの疑問を持ちます。
それら疑問をあらかじめ想定し、解消するような情報を裏面に載せることも大切です。
多くの顧客は会社に問い合わせを行いませんし、疑問が解決するのが面倒だと感じたら購買行動につながらないためです。

具体的には、以下のような情報を載せましょう。

購買行動につなげるために必要な情報

・通信販売で「送料」「発送までの期間」の情報
・エステサロンで「無理な勧誘はないか」「予約はとれるか」
・ヘアサロンで「ヘアカラー」や「デジタルパーマ」に関する情報

4つ目:お客様の声やビフォーアフターの情報

以上のような情報は、共感させたり想像させたりできるため、顧客に安心感を与えます。
具体的には、以下のような情報を掲載しましょう。

顧客に安心感を与える情報

・健康食品で「お客様の声」(手書き)
・ヘアサロンでモニター利用者の声
・エステサロンで「お客様の声」とモデル画像

5つ目:ヒストリー情報

まだ名前が知られていない企業の場合、顧客は「知らない=信用できない」と捉えてしまいがちです。
そこで企業や店舗・製品について、由来や歴史といった「ヒストリー情報」を載せましょう。

具体的には、以下のような情報が効果的です。

ヒストリー情報

・飲食店シェフの経歴
・講演者の経歴
・店の名前や由来、歴史
・原料の生産地情報
・製品の生産プロセスの説明
・サロンや飲食店店舗、クリニックなどの写真

6つ目:アクセス方法

アクセス方法は現在では簡単に調べられますが、そのための手間を顧客は嫌います。
そのため、分かりやすいアクセス方法に関する情報を掲載することも大切です。

重なりの多い広告と重なりの少ない広告

ここでは、チラシデザインにおいて重要な「重なり」についてご紹介します。
チラシを読んでいると、「どこに目を向ければ良いか分からない」ということがありませんか。
そのような状況にならないために重要なのが「重なり」です。

そもそもデザインは、情報の掲載量によって「粗のデザイン」と「密のデザイン」に分けられます。
粗のデザインはブランドイメージやかっこいいポスターのための情報です。
一方で密のデザインとは商品の情報を沢山詰め込んだデザインで、チラシのデザインもこれにあたります。

密のデザインでは情報量が多く、見て欲しい情報の順位付けが大切になってきます。
そこで大切になってくるのが「重なり」です。

重なりにおいて重視したいポイントは、以下の6点です。

重視したいポイント

1:基本的な読み方を意識すること
2:メインを引っ張り出すための重なりにすること
3:視線を誘導すること
4:逃げ道を作ること
5:順序に反した重なりを避けること
6:識字率の下がる重なりを避けること

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デザインを作るときは、たいてい複数人でコミュニケーションを取りながら行います。
ショップ店員が作る場合上司とコミュニケーションを取りますし、デザイナーに依頼する場合は依頼者がいます。
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まとめ

今回の記事では、チラシの裏面に書くべきことについてご紹介しました。
表面は目を惹くこと、裏面には信頼させるような情報を載せることを意識しましょう。
具体的には、定番商品やサービスの情報、表面の補足情報、アクセス方法といった情報を載せると効果的です。
今回の記事が、皆様の参考になれば幸いです。

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