「デザインがなんかダサい」
このように指摘されたことがある方は必見です。
デザインがダサくなるのには何らかの理由があるものですが、その点が分からないという方もいるのではないでしょうか。
そこで当記事では、ダサいデザインになってしまう理由とその対策をご紹介していきます。
また、どうしてもデザインがクライアントとデザイナーの間でかみ合わず、修正になってしまうこともあります。
当記事ではデザインの修正時に使えるツールについてもご紹介していきます。
目次
ダサいデザインになってしまう理由
ここでは、デザインがダサくなってしまう根本的な要因を7つご紹介します。
1つ目:デザインに余白がない
デザインにおいて最も重要といっても過言ではないのが、余白です。
余白を意識することで、デザインの質は大幅に向上します。
たとえば、文字の周りの間隔を広げるだけで、スッキリしたデザインになります。
上下左右の余白の大きさは常に検討しましょう。
余白を意識するときのコツは2点です。
「文字同士の余白も意識すること」と「文章のリスト枠も余白を作ること」です。
文章ベースのデザインで窮屈さを感じたら、余白をしっかり確保しましょう。
2つ目:情報量が多すぎる
情報量が多く文字だらけのデザインでは、かえって伝わりにくくなってしまいます。
まずは不要な文字がないかを探してみましょう。
特に、アイキャッチで情報量を多くするのは本末転倒。
アイキャッチの目的は「目を引くこと」であるためです。
情報量を、デザインや文章の目的に応じて変えるようにしましょう。
3つ目:過剰な装飾
以下の装飾は、定番の装飾ですが注意が必要です。
注意が必要なポイント
・背景枠
・境界線
・グラデーション
・ドロップシャドウ
これらの使用はさりげなく行いましょう。
目立たせたい箇所だけに使うくらいでちょうど良いことがほとんどです。
また、デフォルトの装飾はダサくなってしまうことが多いです。
確かに変化が大きく、使用していて楽しいですが、ダサくなってしまう可能性が高くなります。
なお、編集ソフトでおすすめなのは「Photoshop」と「Illustrator」です。
写真を多く使う場合はPhotoshop、テキストを多く使う場合はIllustratorがおすすめです。
4つ目:色がダサい
どのような色がダサいのかというと、「原色」、「蛍光色」、「カラフルな色」はダサくなってしまいがちです。
また、グラデーションの使用もなるべく控えたほうが無難です。
以下のようなデメリットにつながる可能性が高いです。
デメリット
・情報量が増えて文字に意識が向かない
・目に優しくないので可読性が低い
・周りの要素と馴染まないので文字だけ浮いてしまう
どうしてもグラデーションを使いたい場合は、以下の2点を意識してみてください。
意識したいポイント
・2、3色にしておく
・同色系か色温度の近いものを使う
5つ目:カラーバランスがダサい
カラーバランスは文字通り色のバランスのことですが、適切なカラーバランスを考えるのは意外と難しいです。
そこでおすすめなのが、「Adobe Color」です。
無料でありながら適切なカラーバランスを提示してくれます。
画像から色を抜き出したりグラデーション化したりできる素晴らしいツールなので、一度試してみてください。
6つ目:文字の配置や使い方がダサい
まず、文字の上下左右の幅、文字同士の幅は揃えましょう。
また、フォントも印象を左右するので、意識しましょう。
たとえば、明朝体は「高級」「洗練」といった印象を与えるのに適していますが、「やさしい」といった印象を与えるのには適しません。
フォントを選ぶときの判断軸として「与える印象」があると紹介しましたが、「可読性」についても気をつけることが大切です。
フォントを使ってみて見にくいと感じたら、他のフォントを試した方が無難です。
また、「フォントをたくさん使いたい」と考えるかもしれません。
しかし、多くの種類のフォントを使ってしまうと統一感がなくなってしまいます。
書体の数も増やしすぎないように意識しましょう。
7つ目:写真やイラストの使い方がダサい
写真やイラストを使うときにNGなこととしては、以下のものが挙げられます。
NGポイント
・文字や写真が見えない
・明度差がなく視認性が低い
・素材の統一感がない
・写真の品質が悪い
企画立案から公開までの5ステップ
1.プロジェクト企画
Webサイトの制作には、何らかの目的があるはずです。
関係者へのヒアリングをしっかり行い、目的の明確化をしましょう。
このとき決めるポイントは以下の通りです。
ポイント
・目的
・ゴール
・ターゲット
・Webサイトのコンセプト
2.Webサイト設計
企画ができたら、具体的にWebサイトの設計を行っていきます。
このときは以下の点を設計していきます。
設計する内容
・UXデザイン
・コンテンツ企画
・サイト構造の設計
・ワイヤーフレーム制作
・システム設計
3.デザイン制作
設計ができたら、それをもとにデザインを制作していきます。
感覚やセンスではなく、先ほど設計してきたものをもとにデザインしていきます。
ここでは以下の点を決めていきます。
決める内容
・デザインコンセプト
・デザインカンプ
4.実装
デザインカンプができたら、それがWebサイトとして機能するようにシステムを実装します。
この作業は「システム開発」「コーディング」「マークアップ」と呼ばれています。
5.リリース
実装時にテストを行い問題点が無ければ、完成です。
その後に行うのがリリースです。
予想外のエラーにも対応できるよう、デザイナー・エンジニアの両方が稼働できるように手配しておきましょう。
それでもデザインが良くなかったら?
以上を踏まえてデザイナー側がデザインを制作しても、何らかの要因によってクライアント側の意向に沿うデザインを制作できないこともあります。
ここではそのような場合の対応法について確認していきます。
修正の目的を伝える
まずは、修正の目的を伝えましょう。
目的によって修正の内容が変わってくるためです。
ここで修正内容が理解されていないと、修正後も意図に沿わないデザインになってしまいます。
また、修正意図を伝えた後は、こちらの意図や内容が正しく伝わったか確認しましょう。
修正の方法を伝える
続いて、修正の方法を伝えましょう。
文字の色を変えればよいのか、背景の色を変えればよいのか、大きさを変えるのかなど、修正内容を伝えていきます。
以上が修正指示の仕方ですが、デザインの修正指示は伝え方が重要です。
抽象的な指示では解釈にズレが生じてしまうので、避けなければなりません。
指示するときはできるだけ具体例を添えて、イメージしやすいように伝えましょう。
デザイン修正をラクにするツールをご紹介!
修正指示がないに越したことはないですが、どうしても修正になることもあります。
修正過程は、デザイナー・クライアント側双方にとって非常に手間のかかる作業です。
そこでおすすめしたいのが、デザイン修正指示ツールである「mitekaku」です。
このツールは無料で使えるだけでなく、直観的に使用することが可能です。
デザインの修正指示にとても時間がかかってしまうという方は、まずはお気軽にお試しください。
まとめ
デザインがダサくなる理由としては、以下が一般的です。
何らかの項目に当てはまっていたら、その点を改善していきましょう。
また、当記事では修正に役立つツールであるmitekakuをご紹介しました。
修正作業を効率化したい方は、まずは一度お試しください。
ダサくなるポイント
・余白がない
・情報量が多い
・装飾がダサい
・色味がダサい
・カラーバランスがダサい
・文字の使い方がダサい
・写真やイラストの使い方がダサい