ロゴは商品やサービス、会社などを認知してもらうために使われるツールの一つです。
より効果的に認知してもらうためにはロゴが一目見ただけでも「あのロゴだ。」といった、強烈な印象を与えるものでなくてはなりません。
強烈な印象を与えるには、ロゴがかっこいいデザインなどにする必要があります。
そこで今回は、ロゴの中でもアルファベットを使ってかっこいいロゴにするための方法について解説します。
ロゴづくりを検討されている方は、本記事を参考にしていただけると幸いです。
目次
ロゴとは?
ロゴの概要を解説します。
ロゴとは、「ロゴタイプ」の略称であり、テキストや文字列がイラスト化されたもののことを指します。
ロゴは、メソポタミア文明の円筒印章から始まったと言われており、非常に歴史が深いものです。
現代では、商品のパッケージや企業のブランドイメージとしてのエンブレムとして使用されています。
ロゴには主には以下の3種類があります。
シンボルマーク
シンボルマークとは、個人、団体、会社など人数に関わらず、組織の特徴などを図案化したものを指します。
家紋などが、代表的なものとして挙げられます。
シンボルマークという言葉は、シンボル(象徴)とマーク(記号)が組み合わせれた和製英語です。
ロゴマーク
ロゴマークとは、商品や企業のイメージを図案化したものを指します。
私たちに馴染みのある「ロゴ」という言葉は、このロゴマークを指している場合が多いです。
このロゴマークという言葉も和製英語です。
ロゴタイプ
ロゴタイプとは、商品名、個人名、会社名などのテキストを図案化したものを指します。
ロゴタイプはロゴ(言葉)+タイプ(活字)が組み合わせれた英語です。
本来は、イギリスの活字鋳造所で用いられていました。
かっこいいロゴをデザインするためのコツを紹介します!
かっこいいロゴにするための5つのポイントをご紹介します。
1.「かっこいい」の基準を決める
まずは「かっこいい」の基準を決めます。
自分が考える「かっこいい」と、他人が考える「かっこいい」は必ずしも同じではないです。
求められるかっこよさを間違えると「どんなロゴを作ればよかったんだっけ。」という事態に陥ります。
ロゴは商品や会社の顔となる存在であるため、自分の考える「かっこいい」はどんな「かっこいい」なのか、しっかり基準を決めて把握しましょう。
2.シンプルさを意識する
かっこよくしようと意識すると、ついついオプションが増えてしまいがちです。
オプションが増えると一見派手な印象を与えて良さそうに感じますが、要素がごちゃごちゃしたものは覚えにくく、逆に印象に残りづらくなってしまいます。
一方で、シンプルさを意識してデザインされるロゴは、視点が集中されるため、印象に残りやすくなります。
ロゴは見た瞬間に「あの商品だ」「あの会社だ」とわかることがとても重要です。
「かっこいい」印象を生むコツの1つとして、シンプルさを意識しましょう。
3.ストーリーをロゴに盛り込む
ロゴはサービスや会社の象徴になります。
そのロゴに込められている「ストーリー」は見る人の心をひきつける要因となります。
この「ストーリー」とは、例えば企業のロゴの場合である場合、創業者のキャラクター、社名の由来や会社の理念、象徴的なエピソードなどが当てはまり、ロゴに秘められた「想い」です。
店舗、商品、サービスの場合も同様です。
例えば、ケンタッキーフライドチキンのロゴには、創業者カーネル・サンダースのイラストが描かれています。
白いスーツと白人の老人という要素だけで、あのフライドチキンを思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。
それだけ、ロゴのストーリー性は大切であり、また、この例は、シンプルな物は強い印象を持たせることができる良い例です。
ストーリーのあるロゴの方が、末永く使いたいと思えます。
ロゴに想いを込めようとすると、自然とストーリーが伝わりやすいようにシンプルなデザインなり、そして、印象に残るかっこいいロゴは、ファンを生み出します。
4.ロゴタイプもカッコよくする
ロゴタイプとは、文字とマークが組み合わさっているロゴにおいて、文字部分の事を指します。
ロゴタイプは、ロゴマークよりも見る人に具体的に情報を伝えることが可能なため、デザインや書体でロゴ全体のイメージが大きく変わります。
かっこいいロゴを作りたい方は、ロゴタイプにもこだわることが大切です。
かっこいいロゴタイプを作るポイントとして、まず第一に「読みやすい」ことが重要です。
ロゴタイプの目的は、商品名や社名を正しく、わかりやすく伝えることにあります。
伝える力が弱いとロゴ本来の役目を十分に果たせません。
5.目指す「かっこいい」に合わせた色にする
ロゴはカラフルだから目立つというものではなく、ロゴのストーリーとしてカラフルさが必要なければ、カラフルにする必要はありません。
むしろ、少ない色で一つ一つの色がはっきりしている方がかっこいい印象を与えます。
特別な理由がない場合、メインになる色は1色または2色、プラスαで差し色を入れても3色程度でデザインすることがポイントです。
アルファベットを用いてかっこいいデザインにするためには?
アルファベットを用いてかっこいいデザインするためのポイントをご紹介します。
色と書体をうまく使う
ロゴタイプは色と書体の2つの要素を組み合わせることにより、デザインの幅が広がります。
色が印象を変えることについてはもちろんですが、書体も変化することにより、伝統的だったり、都会的だったりに変化します。
大文字にするか小文字にするか
大文字か小文字にするかによっても印象が大きく変わります。
大文字、小文字という文字体系は日本語になく、英語の最大の特徴です。
アルファベットを使ったものは以下のような使い方があります。
はじめの一文字が大文字のロゴ
通常の英語の文章では、固有名詞は最初の1文字を大文字にします。
このルールに従って、最初の文字だけを大文字にしたロゴタイプがあります。
例を挙げると、Google(グーグル)などがあります。
すべて大文字
すべて大文字で構成されているロゴタイプもあります。
VOLVO(ボルボ)などがあります。
全て小文字
一方で小文字だけのロゴもあります。
dyson(ダイソン)などがその例です。
単語が2つ以上のロゴタイプ
ロゴタイプは1単語が向いていますが、2単語のロゴタイプもあります。
例えば、American Airlines(アメリカン航空)があります。
単語の間にはスペースが入ります。
キャメルケースで構成されているロゴ
2つ以上の単語をハイフンやスペースを入れずにつないだロゴタイプです。
代表的なものとしてiPad(アイパッド)などがあります。
おしゃれなフォント
フォントには有料なものと無料なものがあります。
それぞれのおすすめのフォントを1つずつご紹介します。
有料
有料でおすすめなフォントとしてAvenirがあります。
ジオメトリックな書体に分類されていますが、所定の枠にはまらない画期的なフォントです。
Book、Heavy、Roman、Light、Medium、Blackの6種類のウエイトがあり、それぞれに斜体版も用意されているため、軽快で透明感のあるロゴデザインからより存在感のあるデザインまで、ブランドアイデンティティに応じて最適なウエイトを選べます。
無料
無料でおすすめなフォントとしてRalewayがあります。
Ralewayはネオグロテスク体に分類されるクリーンでシンプルなデザインのフリーフォントです。
細字からブラック、イタリック体まで、様々な形で楽しむことができます。
まとめ
本記事では、ロゴの概要、ロゴをかっこいいデザインするためのコツ、アルファベットを用いるときのコツ、おすすめのフォントについて解説しました。
ロゴは図形の部分だけでなく、文字の部分のロゴタイプも大きく影響を及ぼします。
アルファベットを使う場合、大文字を使うか、小文字を使うか、ハイフンを使うか、スペースを空けるか空けないかなど考えることがたくさんあるため、図形のデザインと合わせながら色々考えてみましょう。
ロゴを検討している方は、当記事を参考にしていただければ幸いです。