「イラストをデジタルで描くのは難しい」
このようにお考えの方は非常に多いでしょう。
そしてそのようなときに考えるのが、手書きイラストをデジタル化することだと思います。
この手法を知ることで、様々なことが可能になります。
当記事のテーマは、手書きイラストのデジタル化です。
デジタル化によって可能になることや、デジタル化の手法を「自分でデジタル化する方法」と「第三者にデジタル化してもらう方法」に分けて紹介していきます。
手書きイラストをデジタル化したい方、さらにグッズやサイトなどに利用したい方にとっては必見の記事となっています。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
手書きイラストをデジタル化してできること
イラスト線画のデジタル化
イラストレーターや絵本作家の方を中心として行われています。
ペンタブでは想像通りの絵を描けないと感じている方、デジタル絵でも手書きのような風合いにしたいという方が、この選択を選ばれます。
また、これまでの制作物をデジタル化したいと考える方もこの選択を選ぶ方が多いです。
イラストのデジタル化と拡大
お店もロゴイラストを作成・デジタル化すれば、ショップカードやグッズとしても活用できます。
また、手書きのメニューをデジタル化すれば、そのままあたたかみのあるチラシにできる可能性も高まるでしょう。
集客やPRを目的としたイラストの活用では、デジタルの質が重要です。
イラストの雰囲気をそのまま残したい場合、イラストのデジタル化が役に立ちます。
絵本や漫画の原画のデジタル化
絵本や漫画のデジタル化と聞くと、一部の絵本作家や漫画家だけの話と感じるかもしれません。
しかしそれだけではありません。
子供が作成した絵本や漫画を製本するときに、デジタル化が役立ちます。
イラストを紙媒体で保存していると、どうしても年々劣化してしまいます。
これでは書いた時の状態で綺麗に残せません。
早めにデジタル化するのが重要になってくるでしょう。
オリジナルグッズ制作の応援
イラストをデジタル化することで紙媒体での状態と同様の使い方をするだけでは、あまりデジタル化の利点を生かしきれていないとも考えられます。
オリジナルのイラストが入ったTシャツやパーカーなどの衣類を作るときにも、デジタル化が役立ちます。
また、衣類以外でもポストカードや同人グッズの制作を行う場合も、デジタル化は役立ちます。
プロのイラストレーターのデジタル化
プロのイラストレーターの作品も、よくデジタル化されます。
デジタル化された後は、個展やイベントなど様々な用途で活用が可能です。
子供の落書きや作品をデジタル化
漫画とまではいかない子供の落書きも、デジタル化することで保存期間を伸ばせます。
原本ではない落書きをずっと飾っておくといった活用のためにもデジタル化は役立ちます。
以上がデジタル化の後にできることです。
ここで気になるのが、デジタル化の手法でしょう。
デジタル化は自分で行う方法と、依頼する方法に分けられます。
まずは自分でデジタル化する方法を確認していきます。
自分でデジタル化する方法
用意するアプリや物
必要となるアプリは「ibis Paint X」です。
このアプリはiPhoneでもiPadでも使用可能です。
>>ibis Paint Xはこちら
必要な物
・鉛筆
・消しゴム
・ボールペン
・白い紙
・iPadまたはiPhone
流れ
1.イラストを紙に描く
普通の紙にイラストを描きます。
ここで消しゴムの消し跡が残らないようにしましょう。
2.写真を撮る
iPhoneまたはiPadのカメラ機能で写真を撮ります。
なるべく明るいところが好ましいですが、少しの影くらいなら後から消せます。
3.トリミング
撮影した写真をトリミングします。
これはもともとある機能で可能です。
紙以外の部分が消えるようにトリミングしてください。
4.ibis Paint Xを起動
先述したアプリibis Paint Xを起動し、マイギャラリーを押します。
3:4くらいの画像を作ります。
5.写真を線画抽出する
ibis Paint Xのアプリに写真を挿入します。
右下のレイヤー(数字の表示されている部分)を押し、カメラのボタンを押してください。
その後撮影した写真を挿入し、緑のチェックマークを押します。
ここで線画抽出するか聞かれるので、OKを選択します。
6.画像を保存する
右下の左矢印をタップすると、ギャラリーに戻ります。
ギャラリーに戻り次第、右上の資格から上矢印が飛び出しているボタンを押し、画像を好きな形式で保存しましょう。
画像を軽くしたい場合はJPEGがおすすめです。
スマホでデジタル化するときにおすすめのアプリ
先述したのはibis Paint Xでしたが、他にも役立つアプリがあるので紹介します。
CamScanner
スマホアプリの中でも人気の高いスキャンアプリです。
高性能ですが、無料で利用が可能です。
撮影したイラストの傾きを自動で補正したり、撮影したデータをトリミングしたりなど、様々な編集・加工が可能です。
特に線画のイラストを綺麗にデジタル化するときにおすすめです。
>>CamScannerはこちら
Adobe Scan
IllustratorやPhotoshopなどのデザイン制作ツールを作ったAdobe社の無料で提供するスマホ用スキャンアプリです。
文章をpdf化して保存できますし、イラストのデジタル化も可能です。
>>Adobe Scanはこちら
Microsoft Office Lens
スマホで撮影した画像を様々な形式で保存するアプリです。
自動的にトリミングを行ってくれます。
スキャン後のデータはjpegやpdfファイル形式で保存してくれますし、Microsoft社のOneDriveやPowerPointとも連動しています。
その他アプリとの連動も可能であり、かなり便利です。
>>Microsoft Office Lensはこちら
Dropbox
ドキュメントスキャン機能を使用することで、手書きのイラストを取り込み可能です。
スキャン時には自動で補正してくれるのも便利です。
またファイルの保存や共有が簡単な点も魅力的です。
>>Dropboxはこちら
依頼してデジタル化してもらう方法
ここまでは自分でデジタル化する方法を紹介してきました。
最後に、依頼してデジタル化してもらう方法を確認していきましょう。
業者に依頼する
高い解像度のデジタルイラストに仕上げるためには、業者に依頼するのが確実です。
イラストの複雑さやサイズにも左右されるでしょうが、2,000から10,000円程度が相場となっています。
また、ロゴなど文字を含むイラストのデータ化の場合は、1文字当たりで料金が発生します。
制作会社によって値段が変動するため、依頼時にはあらかじめ確認しておきましょう。
ココナラに依頼する
ココナラは、個人の技能をシェアできるオンラインプラットフォームです。
制作会社に依頼するのではなく、能力のある個人に依頼することになります。
ココナラでは好きなタイミングで依頼を行えますし、料金設定も簡単です。
また、たくさんの画像編集者がいるため、理想の方に依頼しやすくなっています。
>>coconalaはこちら
まとめ
当記事では手書きイラストをデジタル化することでできることや、デジタル化の手法をご紹介しました。
手書きイラストのデジタル化は自分で行うのも可能ですが、プロに依頼することで高品質なデータを手に入れることができます。
そのため、目的によってデジタル化を自分で行うかプロに依頼するかを考えると良いでしょう。
ただ、プロに依頼するときに面倒になるのが、修正指示です。
これはどんなデザインにも共通する工程ですが、想像以上にすり合わせは大変でしょう。
そのようなときに役立つツールが、当社の修正指示ツールmitekakuです。
無料で導入できますし、直感的に使用することが可能となっています。
気になった方は、まずは一度お試しくださいね。
https://mitekaku.com