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mitekaku journal

2022/8/17

デザインセンスの磨き方とは?ステップや方法をご紹介!

「デザインセンスって何だろう」
「デザインセンスの磨き方があれば知りたい」
これらの悩みや疑問は、デザイナーの多くの方が考えたことがあるでしょう。

そこで今回は、デザイン自体に関することやセンスの正体、センスを磨くステップ、センスを磨く方法をご紹介していきます。
今回の記事に少しでも興味がある方は、ぜひ読んでみてください。

デザインとは何か

デザインと芸術

まず、デザインと芸術は異なる概念です。
芸術はある意味で、鑑賞者に多くのものを求めます。
それは長い時間であったり、教養であったり、そのようなものが鑑賞者に求められます。
また、芸術は、個々の芸術家の内発的なもので、まず芸術家があって、芸術が存在します。

一方でデザインとは、ターゲットが初めから存在しています。
つまり、芸術とはいわば反対向きの、まず対象があってデザインがある、というベクトルになっています。
したがって、デザイナーの感じ方や要求は、あまり重要ではなく、ターゲットありきで考えることが求められます。

デザインとは不変の法則の集合である

デザインは、ターゲットがあって初めて成り立ちます。
したがって、デザインは主観・感覚に基づく芸術とは異なり、客観に基づく普遍的なものと言えます。
そして様々な人の共感を呼び起こす普遍的な法則が集まって、デザインは構成されています。

つまり、法則をたくさん知ることが、良いデザイナーに近づく一歩と言えます。
まずはデザインが客観性を持つものであることを覚えておきましょう。

センスの正体とは

デザインは普遍的で客観的なものですが、主観に基づくものと勘違いされがちです。
それは、「デザインセンス」という言葉の存在も影響していそうです。
センスは直訳すると「感覚」ですから、この認識の間違いが起こってしまうのは仕方ないかもしれません。

では、デザインセンスの正体とは何でしょうか。
それは、「知識」や「経験」ではないでしょうか。

たとえば両親が音楽好きで、小さなころからクラシックからヒップホップに至るまで様々なジャンルの曲を聴いていた、というバックグラウンドがある人を想像してみましょう。
この人と、一般的な過程で育った人の間には、センスの違いを感じるでしょう。
しかしもとを辿ってみると、センスは後天的なものだと分かると思います。

したがって、センスは才能に基づくものではないと言えるでしょう。
つまり、センスとは手に入れられるし、磨いていけるものなのです。
ここからは、デザインセンスを磨くための方法や方法論をご紹介していきます。

デザインセンスを磨くための方法

デザインセンスを磨く方法としては以下の物が挙げられます。
順に解説していきます。

デザインセンスを磨く方法

・様々なデザインに触れる
・自分の感覚を見直す
・ターゲットを考える
・あえて何にも考えない
・デザイナーの「思考法」を参考にする

01.様々なデザインに触れること

1つ目は、「様々なデザインに触れること」です。
これは、次の章で言うと「インプット」にあたり、センスを磨くステップで最初に行うことになります。

ネット上でPinterestなどのサイトを見ることも重要ですし、街に繰り出してデザインを探してみるのもおすすめです。
特に、街に潜んでいるデザインは、ターゲットを想定しやすいです。
ターゲットを想像しながらデザインを見てみると、学びも多いはずです。

自分の頭だけでデザインセンスを磨くのは非常に大変です。
たしかに私たちは生きているだけで様々なデザインの影響を受けるでしょうが、意識してデザインに触れるのも非常に大切です。

また、中には自分の目をひときわ惹くデザインのあるでしょう。
そのデザインに惹かれた理由を考えるのも面白いかもしれませんね。

02.自分の感性を見直すこと

2つ目は、「自分の感性を見直すこと」です。
「いや、デザインは客観的なものとさっきから書いているじゃないか」
こう思われた方もいるかもしれません。

自分の感性を見直すことが重要な理由は2つです。
まず、自分の感覚が曖昧になることを防ぐために、これは大切です。
誰もが同じ感覚を持っていれば同じようなデザインばかりになりますが、著作権的にもそれはよくありませんよね。

また、客観性を身に着けるためにも、自分の感性を見つめ直すことは大切です。
どんなに客観的になろうとしても、自分の個性はデザインに現れてしまいます。
そしてそのようなデザインを普遍的なものにするためには、自分のデザインのクセを知っていなければなりません。

03.ターゲットを考える

3つ目は、「ターゲットを考える」です。
これは次の章で紹介する「アウトプット」の際に大切になってきます。
自分の作っているデザインがアプローチする層の特性を見極めましょう。

しかし、ターゲットの想定自体が難しいときもあるでしょう。
1つの解決法として、アンケートをネット上で取ってみることをおすすめします。

04.あえて何にも考えない

4つ目は、「あえて何にも考えない」です。
デザインを分析しているとどうしても頭で考えてしまいますが、知識だけでなく、経験も非常に重要です。
とにかく経験を積むことの重要性も意識しておきましょう。

ただ、中にはそれを億劫に思う方もいるかもしれません。
そのようなときは、簡単な作業から行っていく「ベイビーステップ」を実践してみるのがおすすめです。

05.デザイナーの思考法を参考にする

5つ目は、「デザイナーの思考法を参考にする」です。
業界で長く活躍するデザイナーには、軸となる考え方があることが多いです。
それは多くの困難を乗り越えて醸成されたもので、学ぶところも多いはずです。

実際にそれを知るためには、デザイナーのブログやSNS、書籍を参考にしてみると良いでしょう。
自分と感性が近いデザイナー、反対に全く異なるデザイナー、いろいろなデザイナーがいるでしょう。
それらを比較して共通点を探してみるのも面白いかもしれませんね。

センスを磨くステップ

センスを磨くステップは、以下の通りです。
順に解説していきます。

センスを磨くステップ

1:インプット
2:分析
3:アウトプット
4:分析

インプット

まずは「インプット」です。
ここでは、様々なデザインを見て学んでいきます。
ここで重要なのは「姿勢」です。
自分がデザインを作ることを意識し、どう活用するか、その点が良いのかなどを考えながらインプットしていきます。

分析

次は「分析」です。
ここでは、デザインの共通点や相違点を探していきます。
デザインには普遍性があり、それを探すイメージです。
ターゲットに刺さるものは何かを考えるために、分析をしていきます。

アウトプット

その後は「アウトプット」です。
ここでは、実際にデザインを作っていきます。
どんなにインプットしても、アウトプットが無ければ意味がありません。
一方で、アウトプットばかりするのもあまりよくありません。

バランスが重要なので、どちらもおろそかにしない姿勢が重要です。

分析

最後にもう一度「分析」を行います。
ここでは、自分のアウトプットの分析を行っていきます。
おそらく、他人のデザインの分析よりも深い分析ができると思います。
また、インプットに対して行った分析と比べてみても良いかもしれません。

まとめ

今回の記事では、デザインセンスの磨き方をご紹介してきました。
アウトプットとインプットを増やし、知識と経験を増やすことでセンスを磨いていきましょう。

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