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デザイン会社が発信するデザイン制作情報

mitekaku journal

2022/8/23

デザインのイメージの伝え方で重要なことをご紹介します!

「デザイナーにWebサイトやチラシのデザインを依頼しようと思っているけど、初めて依頼するので何をすれば良いか分からない」
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。

デザイナーに依頼する際は、実は伝え方が非常に大切です。
これによって仕事にかかる時間やコスト、納得できる制作物ができるかなどが変わってくるためです。

そこで今回の記事では、伝え方が重要である理由や依頼前に準備すべきこと、発注の際の注意点をご紹介します。
修正指示を出す際の注意点もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ伝え方は重要?

伝え方が重要である理由は、「イメージ通りの、満足のいく制作物が得られるから」です。
皆さんの中には、デザイナーに対して名刺やWebサイトの作成を依頼した経験がある方もいらっしゃると思います。
その中で、思い通りの物が入手できなかった、ということを経験された方もいらっしゃると思います。
そのようなケースが発生してしまうリスクを避けるためにも、伝え方は非常に重要です。

よくあるのが、「良いモノが欲しければ、優秀なデザイナーに任せておけば良いだろう」という思い込みです。
もちろん優秀なデザイナーは素晴らしいデザインを提出してくれるかもしれませんが、それは自動的に作られるものではありません。

しかし一方で、自分たちが何をすればデザイナーに考えを共有できるかをご存じない方も多いはずです。
ここからは、そのためのポイントをご紹介していきます。

イメージ通りのデザインを仕上げてもらうための準備3選

デザインには言語化しづらい部分も多数あるため、考えを共有するのは結構難しいと考えている方もいるでしょう。
伝達ミスは良い制作物が生まれないだけでなく、修正のコストがかかってしまうというデメリットもあります。
ここではそれを防ぐための依頼のポイントを3つご紹介します。

依頼する際に意識してほしいポイントは、以下の3点です。
・案件の概要の共有
・イメージの方向性固め
・ラフの用意
順に解説していきます。

01.案件の概要の共有

1つ目は、「案件の概要の共有」です。
このポイントは、実は意外と忘れられがちですが、とても大切です。
伝えるべきポイントは、以下の通りです。

・制作目的
・案件の背景
・ターゲット
・公開場所(媒体)
・時間

以上のような、制作過程全般にわたる情報と、制作後に関する情報を共有します。
デザインには、以上のような情報の共有も必要になってきます。

「こんなに情報を共有する必要はないんじゃないか」
こう考える方もいらっしゃるかもしれませんが、例えばターゲットが変わればデザインや配色は変わってきます。
また、公開場所はテキストのデザインを左右する要素です。

デザイナーは、受け手側の感性に訴えるために、内容を決めていきます。
デザインの一つ一つの要素に意味を持たせるために、すべての情報を共有する必要があります。
また、案件の概観をデザイナー側が分かっていれば、逆提案をしてもらうことも可能になります。
多くのメリットがあるので、最初はまず概要を共有しましょう。

02.イメージの方向性を固めておくこと

2つ目は、「イメージの方向性を固めておくこと」です。
抽象的で曖昧な言葉でイメージを共有すると、認識の違いが発生しやすくなってしまいます。

たとえば「かっこいい感じで」と依頼したとしましょう。
これでは、あるデザイナーは「プロスポーツ選手のかっこよさ」をイメージするかもしれませんし、他のデザイナーは「クールなかっこよさ」をイメージするかもしれません。
つまり、抽象的な言葉での伝達では、イメージの方向性を伝えられないのです。

1つの日本語でも、様々な意味があります。
時間があれば、株式会社日本カラー研究所の「言語イメージスケール」を確認してみてください。

以上のような問題の対策としては、イメージの方向性を固めておき、具体的な指示をすることが挙げられます。
また、言葉だけでなくイメージ資料を用いたイメージの共有も重要です。
例えば、「この画像のような感じのチラシを作成してください」と伝えるのが、これに当たります。

大切なのは、言葉でなく視覚情報でのイメージの共有です。
その前段階として、イメージの方向性は固めておきましょう。

03.ラフの用意

3つ目は、「ラフの用意」です。
上記の2つの方法を採ってもらえればイメージの共有は大方できますが、更に詳しい情報共有を行いたいとき、ラフを用意しましょう。

ラフには、すべての情報を載せなくても構いません。
また、手書きかExcelかといった形式も関係ありません。
優先順位の高い情報を簡潔に伝え、デザイナーが意図をくみ取るという目的を意識しましょう。

また、ラフには「ディレクション費の削減」というメリットもあります。
ぜひ参考にしてみてください。

デザイナーの声

デザイナーの方が伝えて欲しいと感じていることをご紹介します。

まずは、必ず伝えて欲しいことです。
・その制作物で実現したいこと、目的
・ターゲット
・サイズ
・納品形態

続いて、できれば伝えて欲しいことです。
・既存の制作物への所感
・なんとなくイメージしているデザイン
・好みのデザイン

「既存の製作物への所感」ですが、既にあるものを見ることで、今回の制作物で何をすればよいのか分かります。
また、好みを聞いておきたいという声もありました。
これは、ターゲットに刺さる制作物を作った後に、好みに合わないという理由で却下されないためです。

好みは人によって千差万別で、これによる制作物の修正依頼はデザイナーのモチベーションに大きく関わってきます。
できれば意思決定者の好みを伝えてあげましょう。

発注の注意点

発注の際に注意すべきなのは、いわゆるNGワードを使わないことです。
ここでのNGワードは大きく2つに分けられます。
・あいまいな言葉
・解釈が分かれる言葉
順に解説していきます。

1つ目は「あいまいな言葉」です。
例えば、以下の言葉はあいまいです。
・スタイリッシュな
・洗練された

2つ目は、「解釈が分かれるような感性によって制作物が変わってくる言葉」です。
例えば、以下の言葉が挙げられます。
・可愛い
・かっこいい

これらの言葉はあいまいではないですし一見簡潔ですが、解釈が分かれるような言葉です。
修正につながってしまうので、出来るだけ避けましょう。

修正はどのように出すと良い?

最後に、修正の出し方をご紹介します。
この際に意識してほしいポイントは「具体性」です。

例えば、「このテキストをもう少し大きく」という指示を想定してみましょう。
これでは、細かいニュアンスは伝わりづらく、修正指示の回数も増えることが想定されますよね。
そこで、大きさのキャプチャー画像を用意すれば、この問題は解決するでしょう。
このように、具体性を伴った指示が大切です。

また、場合によってはデザイナーに頼ることも大切です。
例えば、「この部分が目に入ってくるようなデザインをお願いします」と伝えれば、デザイナーも仕事がしやすいでしょう。

まとめ

今回の記事では、デザインイメージの伝え方で重要なことをご紹介しましたが、いかがでしたか。
言葉だけでなく、実際のイメージを用いた具体的な伝達が重要になってきます。
修正指示を行う場合も、この点は意識してみてください。

当社では、修正指示を簡単に伝わりやすく伝達するためのツール「mitekaku」を提供しております。
伝達ミスが無ければ、修正地獄に陥ることも少なくなり、コストの削減にもなります。
気になった方は、ぜひ導入してみてくださいね。

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