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mitekaku journal

2022/9/5

シニア向けのデザインで気をつけるべきこととは?

「シニア向けの広告を作りたい」
「シニアをターゲットにしたデザインを作るためにはどのようなポイントに気を付けるべきなのか」
このようなお悩みをお持ちの方はたくさんいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事では、シニア向けのデザインを考える時に大切にしたいポイントや、シニア向けのためのデザインのポイントなどについてご紹介します。

シニア向けのデザインとは?

年齢を重ねると、細かい文字や文章は読みづらくなってしまいます。
これは自然なことであるため、シニア向けのチラシを作る時にはそのことを理解して作成していく必要があります。

高齢の方の多くは、近くに書かれている文字が読みづらく、また近くから遠くへと視線を移動させることも難しくなります。
さらに、情報を処理するスピードもどうしても若い頃よりも落ちてしまうため、シンプルに伝えたいことを記載することが非常に重要です。

シニア向けのデザインでは、文字を大きくして読みやすくすると良いです。
文字を大きくするだけでなく、文章を短くして文字の多さも減らせるように工夫しましょう。

文字で伝えるだけが方法ではないため、画像や絵を使って情報を伝達するのも良いです。
画像であれば、何を伝えたいのか一目で理解できますよね。

文字の大きさや分量だけでなく、文字の色もポイントです。
例えば、青い背景に白の文字で書いてしまうと白飛びして読みにくいです。
しかし、白の背景に緑の文字にすることで、文字がはっきりして読みやすくなります。
背景の色と文字の色にもこだわるようにしましょう。

シニア向けのwebデザインの5つのポイントをご紹介!

01.アルファベットやカタカナを使わない

1つ目のポイントは、アルファベットやカタカナを使わないことです。
今では英語や日本語以外の言葉を話す人が増えてきましたが、高齢者の多くは英語や外国的な表現にあまり馴染みがありません。
そのため、難しい言葉を使用するのでなく、日本語的な表現に置き換えて、漢字で記載するようにしましょう。

例えばwebを見ていると、「ログイン」という言葉がよく使われますが、高齢者向けのページを作る際は、「会員の方はこちら」のような言葉に置き換えるようにすると良いです。
その他にも、「アクセス」と記載するのではなく、「交通案内」と記載するとわかりやすくなります。

02.行間にゆとりを持たせる

2つ目のポイントは、行間にゆとりを持たせることです。
文章の間にある程度のゆとりを持たせると、行間が詰まって見えるのを避けられます。
行間が詰まりすぎていると、どの行を読んでいるのかわからなくなってしまいやすいです。
しかし、行間が離れすぎてしまうと、目の移動が激しくなるため疲れてしまいます。

行間は最低でも50パーセントほど空けておき、ゆとりを持たせられる場合は、70%ほどの行間にしておくと良いでしょう。
文字の大きさは虫眼鏡を使えば読み手が変化させられますが、行間は変えられないため、作成者側が配慮するようにしましょう。

03.ボタンに立体感を出す

3つ目のポイントは、ボタンに立体感を出すことです。
Webページで、新しいページに読み手を誘導させる時にはボタンやスイッチのようなデザインを用いることがあります。
このようなデザインを使用する場合は、読み手が思わず押してしまいたくなるように、大きさと立体感に注目しましょう。

主要なボタンであれば、32px以上の幅があると良いです。
立体感のないものだと、ボタンであることにも気付かれない可能性があるため、立体感を出して押したくなるようなデザインにするようにしましょう。

04.商品比較をわかりやすく表現する

4つ目は、商品比較をわかりやすく表現することです。
シニア向けに情報量を限定したチラシやwebページを作る時に、商品やサービスの比較をする場合は、分かりやすいように表を用いると良いです。
文字だけで説明するのではなく、できるだけ画像も用いるとさらにわかりやすくなります。

05.問い合わせ用の電話番号を見やすい位置に記載

5つ目は、問い合わせ用の電話番号を見やすい位置に記載することです。
問い合わせ用の電話番号は、チラシの下の方に書くのではなく、初めに目に入りやすい場所に記載すると良いです。
電話番号は、顧客獲得に向けて重要な役割を果たすため、しっかりと認識してもらえる位置におくようにしましょう。

高齢者のための情報デザインのポイントについて

01.複数メディアを使い分ける

1つ目は、複数メディアを使い分けることです。
現在は多くの人がスマホやパソコンを持つ時代です。
ただ、シニア世代の人から根強く信頼性の高いものとしてあげられるのは、新聞やテレビです。
そのため、シニア層にアプローチした広告を打ちたい場合は、テレビや新聞などから行うと良いでしょう。

しかし、スマホをもつシニア世代も増えているため、メディアをどのように使用して宣伝するのかが大きなポイントです。

02.シニア世代が多様化していることを意識する

2つ目は、シニア世代が多様化していることを意識することです。
シニア世代は、基本的に65歳以上の人のことを指します。

同じ分類に分けられる65歳の人と95歳の人ですが、その差は実に30年もあります。
高齢者と呼ばれる枠組みの中にも年齢層が存在するため、より効果的なアプローチをするには、これらの違いを理解することが必要です。

03.紙面での情報量に注意する

3つ目は、紙面での情報量に注意することです。
ユニバーサルコミュニケーション協会によると、印刷物や画面上に表示される情報量が19パーセントを超えると、「読みにくい」と判断されてしまうと言われています。

伝えたい情報をしっかりと記載することは大切ですが、すべての情報は載せられません。
そこで、本当に伝えたい内容や読み手の興味を引き出せるような内容を選ぶようにしましょう。
文章だけで説明してしまうのではなく、実際の商品の画像やわかりやすさを向上させるために図や表を用いると良いです。

ユニバーサルデザインのチラシとは?

ユニバーサルデザインは、すべての人のためのデザインです。
つまり、誰が読んでもわかりやすいようなデザインのことです。
シニア世代にターゲットを絞る時にも、このデザインは役に立ちます。
デザインのコツはいくつかあります。

01.余白と行間

1つ目は、余白と行間です。
「文字が見やすいようにするためには、大きさを変えれば良いのではないか」と考えられる方も多いでしょう。
しかし、着目すべきは、行間と余白の大きさです。

より多くの情報を記載するよりも、伝えたい内容がしっかり相手に伝わることが大切ですよね。
文字で紹介するとともに図や表を用いる場合でも、文章にこれらの画像を近づけすぎてしまうと読みにくくなるので、注意しましょう。

02.目線を下に誘導するデザイン

2つ目は、目線を下に誘導するデザインです。
チラシの横方向に情報を記載するのではなく、下方向に情報が続いていると認識させられるようなデザインにしましょう。
そのためには、画像の位置も工夫する必要があります。

目線が横や下へとたくさん移動してしまうようなものは、情報を処理するのにさらに時間を要してしまいます。
小説を読むときに上から下へと視線が動くことを参考にして、文字や図の配置を決めてみてくださいね。

まとめ

今回の記事では、シニア向けの広告のデザインのポイントや、気をつけたいポイントについてご紹介しました。
広告やwebを作成する時は、ターゲット層を明確にしてその人たちの立場に立って考えることが非常に重要です。
高齢の方が見やすいようなデザインや、情報の伝え方を工夫することでより多くの人に伝えたい情報が届くようになるでしょう。
シニア向けのwebページに関してお困りの方は、お気軽に当社までご連絡ください。

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