<無料>デザイン修正指示をもっと簡単に効率化

   

デザイン会社が発信するデザイン制作情報

mitekaku journal

2022/10/20

デザインのリテイク回数を減らすためにはどうすれば良い?原因と解決策をご紹介!

デザインのお仕事は、一度制作すれば終了というわけではありません。
クライアント側から修正依頼がくることがほとんどです。
修正依頼がくると、内容次第ではかなり時間がかかることもあり、スケジュールに大きな影響を与える可能性もあります。
そこで今回はリテイク回数を減らす方法や、修正が発生する原因などについてご紹介します。

デザインの修正が発生する原因とは?

デザイナー側の原因

ケアレスミス

1つ目はケアレスミスです。
デザイナーの聞き間違いや解釈の違いなどによって修正につながるケースがあります。
何度もケアレスミスが発生してしまうと、クライアントの確認作業が増えることになります。
その結果、負担が大きくなるだけでなく、信頼を失う可能性もあるため、注意しましょう。

スキル不足

2つ目はスキル不足です。
「見栄えが悪い」「要求したイメージとかけ離れている」などは、デザイナーのスキル不足が原因の場合もあります。
最悪のケースでは、クライアントに契約を切られたり、完成していなくても依頼をキャンセルされたりすることがあります。
最低限の品質が担保されているかを確認した上で、納品するようにしてください。

意図をしっかりと理解できていない

3つ目は意図をしっかりと理解できていないことです。
クライアントの意図をしっかりと理解できていないと、修正回数が増えてしまうケースがあります。
修正と上書きを繰り返すと、最初のデザインに戻すのに手間がかかります。
そのため、アートボードの外にコピーしておくようにしましょう。

クライアント側の原因

デザインイメージの相違、伝達ミス

1つ目はデザインイメージの相違、伝達ミスです。
伝え方が違ったり、イメージの捉え方が違ったりすると、ミスにつながってしまいます。
特に責任者とデザイナーのやりとりが直接できない場合は注意しましょう。
デザイナーとのやり取りを責任者とは別の担当者がする場合は、責任者と担当者間でも解釈違いが発生しやすくなります。

コンテンツの追加、削除

2つ目はコンテンツの追加、削除です。
文言の追加、大きさの変更、削除など大きな手直しを求める場合です。
特に、Webサイトでは、デザインに関して様々な規制があることも多いため、限られた範囲で修正することは難しい作業となります。
そのため、大幅な修正依頼には対応できない可能性がある点に注意しましょう。

クライアント側の方針が影響している場合

例を挙げると、以下のようなシチュエーションが考えられます。
下になるほど、リテイク回数が多くなりがちです。

リテイクが増えるクライアント側の方針

・デザインにこだわりがなく、ある程度の範囲でデザイナーに任せている
・デザインにこだわりがあり、出来上がりのイメージをデザイナーに伝えている
・デザインにこだわりがあるものの、出来上がりのイメージを伝えていない

デザインのゴールを明確にしてから着手することの大切さ

ゴールを明確にしてから着手することは非常に重要です。
ゴールを明確にして無駄な修正を減らすことは、デザイナーの時間を浪費しないことに繋がりますが、1番はクライアントのためです。
ゴールを明確にするためにはヒアリングがポイントです。

ヒアリングで明確にしたいこと

ゴールを明確にしたくてもクライアントのビジネスはわからないことがほとんどです。
そのため、下手に回り、クライアントに気持ちよくビジネスについて語ってもらいましょう。
ヒアリングでの確認事項は以下の5つです。

ヒアリングでの確認事項

・デザインの期待値を明確にする
・ターゲッティング
・ターゲット層が購入する(利用する)動機
・競合の商品やサービス
・現行の販促物とその問題点

特に「デザインの期待値を明確にする」ことは重要です。
ビジネスの問題点を伺うと同時に、デザインの品質面での期待値を知っておきましょう。
2から5つ目の確認事項は言葉で理解できますが、1つ目の確認事項は感覚的な問題です。

デザイナーは普段から様々なデザインを目にしているため、デザインを言葉に置き換えられます。

しかし、クライアントはイメージを言葉にしにくいものです。
参考イメージを見せながら、徐々にイメージを固めていきましょう。
ここで大切なのは「この方向性でこの品質のものを出せば、おそらく満足するだろう」という期待値を把握しておくことです。

また、「下請け」であってもヒアリングの姿勢は変えてはいけません。
クライントの売上や集客をアップさせるという目的を意識して、積極的に質問しましょう。

デザインの修正回数を減らすポイントとは?

以下ではデザインの修正回数を減らすポイントをご紹介します。

コンセプトをしっかりと理解する

クライアントとデザイナーの間に仲介が入り、うまく伝わらないケースがよくあります。
意思疎通をよくするためにも、できる限り直接関わるようにしましょう。
クライアント側のイメージとの差がなくなるように、コンセプトを理解し、具体的にイメージを聞き出しましょう。

修正が増えたら決定権を持つ方と相談してみる

一般的にクライアントはデザインに関する知識があまりありません。
そのため、何度も修正を求められた場合は、最終決定権を持つ人物とコンセプトやデザインの方向性について、再度話し合いましょう。

完成後に修正を重ねるのはあまり良いケースではありません。
ラフ案の段階で、お互いにある程度完成時のイメージを共有するようにしましょう。
また、ある程度デザイナーに任せるような場合は、ラフ案の段階でできるだけイメージを共有しておきましょう。

スケジュールをしっかりと守る

スケジュールも修正回数に大きく影響します。
スムーズに行けば、スピード感を持って修正のやりとりができ、デザイナー側の負担が軽減されます。

一方で、スケジュールがきちんと整っていない案件は注意しましょう。
特に、納品日が決まっていない場合は、中身がしっかり定まっていない証拠です。
制作途中にデザイン内容が二転、三転することもあるでしょう。

トラブルを防ぐためにも、事前にスケジュールをしっかりと確認するようにしてください。
特に、納品日は確実に聞いておくようにしましょう。

クライアントが求めていることを明確にすることの重要性について

クライアントが求めているのは「デザイン」か「成果」なのかを理解しましょう。
例えば「チラシを作ってほしい」と依頼があれば、その目的は集約や売上のアップと考えられます。
このようにデザインは問題解決の術と認識しているデザイナーが多いでしょう。

一方で、成果ではなく、「理想通りの形にしてほしい」というクライアントも中にはいらっしゃいます。
例えば、商品のターゲットやコンセプトを無視した、趣味嗜好が盛り沢山のデザインを依頼されたとします。
この場合は、定期的に掲載しているがゆえに、広告を出す目的を見失っている可能性があります。

このように、デザインの依頼があった場合は、クライアントが求めているものを汲み取る必要があります。
「想いを形にするデザイン」を求めているのか、「デザインによって得られる成果」を求めているのかを、ヒアリングを通して理解するようにしましょう。

まとめ

今回はデザインのリテイク回数を減らすポイントやデザインの修正が発生する原因などについてご紹介しました。
リテイク回数が多ければデザイナーにとっても負担になります。
その負担を軽減するためにも、今回紹介したポイントを参考にしてみてください。

また、デザインの制作時にはゴールを明確にしてから着手するようにしましょう。
デザイン制作を検討されている方は、ぜひ当社のデザイン修正ツールもあわせてご確認ください。