webページのデザインをデザイナーに依頼したい方は多いでしょう。
デザインは実は依頼して終わりではなく、相互にやり取りをしていく中で作り上げていくものです。
しかし依頼の際の情報伝達で気をつけるべきことや、指示を効率化する方法をご存じない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事ではデザインの修正指示をする際に気をつけておきたいポイントと、デザイン修正を容易にするツールについてご紹介していきます。
WEBデザインの依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
デザインの修正指示をする際に注意すべきポイント
抽象的な言葉を避ける
デザインの修正指示をする際に注意すべきポイントの1つ目は、「抽象的な言葉を避けること」です。
たとえば「かわいい感じ」という指示がクライアント側から出たとしましょう。
このとき、デザイナー側は「かわいいってキラキラ系かな、フリフリ系かな」というように考えます。
このように、抽象的で人によって解釈が異なる言葉の場合、情報伝達が思い通りにできません。
「その点に関してもデザイナーに考えて欲しい」
このようにお考えになるかもしれませんが、最低限「ターゲット」と「どこを替えれば良いかという具体的なポイント」は伝えるようにしましょう。
具体的すぎる指示
2つ目のポイントは、「~~なので~~してください」というように修正指示をすることです。
たとえば「この数字を赤にしてください」とクライアント側から指示したとします。
一方でデザイナー側は全体のバランスやその他にもいろいろと考えたうえで提案するため、「ここを赤にしたら目立ちすぎるのになあ」と考えてしまうこともあります。
このケースの問題点は「修正指示のみ行っていること」です。
指示内容だけ伝えると、デザイナー側はクライアントの意向が分からないため提案も難しくなります。
より良いデザインを生むためには、デザイナーがクライアントの意向を聞くだけになるのではなく、双方が意見を出し合っていくことが大切です。
上記の例であれば、「数値を目立たせたいので赤にして欲しいですがどうでしょうか」というように、理由も付け加えてあげましょう。
参考にしてほしい部分を具体的に伝える
3つ目は、「参考イメージを伝える際は参考にしてほしい部分を具体的に伝えること」です。
言葉よりも伝わりやすい参考イメージを渡すことは非常に良い手段です。
そしてその際に参考にしてほしい部分を具体的に伝えると、より意向が伝わりやすいです。
たとえば「このサイトのような雰囲気にしてほしい」というのではなく、「このサイトはグリーンが使われていますが、こんな感じでさわやかにしたいです」であったり、「フォントの見やすいこのサイトのようにしてほしいです」というように伝えると良いでしょう。
文章は抜き出せる状態にしておく
4つ目は、「文章は抜き出せる状態にしておくこと」です。
これはつまり、デザイナー側が文章を手打ちするような状況にならないように、文章をコピペできるような状態で渡すということです。
また、それ以前の問題として、文章の作成をクライアントとデザイナーのどちらが行うかについては確認しておきましょう。
文章の作成は行わないというデザイナーもいるので、その点に後から気付くことの無いように注意しましょう。
文章作成を任せたい場合はあらかじめ文章作成もできるデザイナーを探すか、ライターに依頼するのがおすすめです。
相談ベースで話す
5つ目は、「相談ベースで話すこと」です。
「どうしたら良いか分からないけど、なんとなく修正してほしいなあ」
このように具体的な修正点は思いつかないけど修正してほしい、ということもあると思います。
このようなときは、「雰囲気をもっと柔らかくしたいんですけど、なにか良い案とかありますか」というように相談ベースで話すのがおすすめです。
「何か良い案考えてください」というように依頼する方もいらっしゃいますが、これだと高圧的に感じるデザイナーもいます。
デザイナーとクライアントは一緒によりよいデザインを作っていく関係なので、そのような関係を気付くためにも相談ベースで話すのがおすすめです。
思い込みで激しい言葉を使わない
6つ目は、「思い込みで激しい言葉を使わないこと」です。
デザインは簡単な仕事ではなく、上手くいかないこともしばしばあります。
情報が上手く伝達できていても、納得のいくものにならないこともあります。
相手に落ち度があるときははっきり注意するのも大切です。
一方でうまくいかない可能性も考慮し、一緒にデザインを作り上げていく関係であることを理解しておきましょう。
お礼を伝える
7つ目は、お礼を言うことです。
これは非常に簡単なことですが、より良いデザインを作り上げるために大切なポイントです。
デザイン修正指示ツールについて
デザイン指示ツールとは、画像に直接書き込んで修正できるツールのことです。
言葉のみで伝えるよりも伝わりやすいため、とても便利です。
また、直観的に使用できるため、パソコン操作に慣れていない方にも操作できます。
デザイン修正指示ツールのメリットとデメリット
メリットについて
以下は、デザイン修正指示ツールの代表的なメリットです。
修正指示をする際には情報伝達や確認などが必要になりますが、その時間を短縮できるのが最大の魅力です。
メリット
・電話やメールでのやり取りを減らせる
・チーム内での情報共有が容易
・修正依頼の履歴を確認できる
・操作が容易
・スマホでも修正指示できる
デメリットについて
一方でデザイン修正指示ツールには、「修正回数が増えないように注意する必要がある」というデメリットもあります。
というのも、修正指示が容易なので、指示しすぎるというケースもあるためです。
修正回数が多くならないよう、指示の際は少しでも推敲しておくことが大切です。
当社のデザイン修正指示ツールをご紹介!
当社のデザイン修正指示ツール「mitekaku」は、非効率なデザインチェックを効率化するために様々な機能が搭載されています。
実寸確認可能
1つ目のポイントは、実寸での確認ができます。
縮小されたサイズのデザインを確認するわけではないため、実際のサイズを気にかける必要がありません。
直感的に修正指示できる
2つ目は、修正指示を入力する手間を省けることです。
エクセルやパワポを用いた指示は非常に手間ですが、mitekakuなら指示時間を5分の1に減らせます。
修正指示媒体の統一
3つ目は、指示媒体が統一できることです。
AさんはPDFで確認し、Bさんはエクセルで確認、という様々なアプリでの修正指示が来ないので手間が削減できます。
先祖返りを防止できる
4つ目は、修正漏れや先祖返りを防止できることです。
指示履歴を見直すことができ、開封確認メールが届くため、確認漏れを防止できます。
https://mitekaku.com/
mitekakuの基本操作方法について
1.データをアップロードする
まずは「データのアップロード」または「urlからキャプチャ」をします。
様々な形式の画像・映像をドラッグするか、WEBサイトのURLを入力します。
2.修正箇所の選択・指示
続いて、「修正箇所の選択・指示書き込み」です。
修正箇所は、ドラッグ&ドロップで囲みます。
記入欄が出るので、そこに修正指示を書き込みます。
3.ファイルURLの発行・共有
最後に、「ファイルURLの発行・共有」です。
画面右上のボタンを押すと、URLが発行されます。
そこにメールアドレスを続けて入力するか、別途メールやチャットにURLを張り付けることで、共有します。
まとめ
webページの修正指示をする際は、ツールを用いるのがおすすめです。
導入も簡単ですし、なにより情報伝達を効率化することができます。
また、今回の記事では当社のデザイン指示ツール「mitekaku」のご紹介もしました。
デザインを依頼する際は、ぜひ一度利用してみてください。