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mitekaku journal

2022/11/29

ロゴの配置場所にルールはある?デザイン時に考えたいガイドラインについても解説!

webデザインをするときにロゴを配置する場所で悩んだことはありませんか。
配置場所に関してルールが定められているかを知りたいと思う方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、ロゴに関する基礎知識や注意点、配置場所をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

ロゴデザインの基礎知識をご紹介!

ロゴやアイコンを利用する際に守らなければいけないルールは「ガイドライン」や「レギュレーション」にまとめられています。
イメージキャラクターなどにも定められていることもあり、よく確認しておく必要があります。

ルールには様々なものがありますが、デザイン上重要なのが以下の4点です。

デザイン上重要なルール

・利用可能なカラー
・配置可能な背景
・最小サイズ
・余白

利用可能なカラー

まずは「利用可能なカラー」について説明します。
一般的に、パーツごとに用いるカラーはカラーコードやCMYKの値、DICカラーによって定められています。
これらで指定される色は企業やサービスのカラーです。
そのため、必ず指定された値の色を使用する必要があります。

配置可能な背景

続いて「配置可能な背景」です。
中には、「写真やグラデーションを背景にしてはいけない」と定められている場合があります。
また、背景とロゴのバランスを考慮するように指定されているときもあります。

このようにルールを定められるのは、背景が全体の印象を左右するデザインの重要な要素であるためです。
事前によくルールを理解し、後から苦労しないようにしましょう。

最小サイズ

次は「最小サイズ」です。
バナーなどのスペースの限られたデザインでは、ロゴやアイコンをつい縮小してしまいがちです。
しかしロゴやアイコンは企業のアイデンティティでもあるので、むやみに縮小して潰してしまったり視認できなくなってしまったりしないようルールが定められていることも多いです。

大抵は下限のpxやmmが定められています。
あらかじめ確認しておきましょう。

余白

最後に「余白」です。
ロゴと他の要素の距離が近いと、ロゴやアイコンが埋もれて目立ちにくくなります。
また、隣り合った要素によっては誤解を招く場合もあります。

これら問題が発生しないよう、ロゴやアイコンの周囲には余白を設けるのが一般的です。
余白サイズはロゴのサイズとの比率で決められることが多いため、余白はロゴを作ってから確認する必要があります。

その他注意点としては、以下のようなものが挙げられます。

その他の注意点

・ルールが設けられていない場合は適宜相談する
・ルールは最初に目を通す
・複数人で作るときはルールをより慎重に確認する

ロゴデザインをするときの注意点

情報の優先度を考慮すること

1つ目の注意点は、「情報の優先度を考慮すること」です。
ロゴに情報を入れることは必須ですが、その優先順位は考えなければなりません。
情報量が増えすぎると逆に印象に残りにくくなってしまうためです。

シンボルマークとロゴを合わせるのはよくあるデザインですが、この場合はどちらかの要素をシンプルにすることで情報量を適度なものにできます。
またはロゴをシンプルにすることで、全体のバランスがとりやすくなるときもあります。

使用用途を考慮すること

2つ目は、「使用用途を考慮すること」です。
ロゴはブランドを一目で認識できるようにする目的があり、その使用用途は印刷物や商品・グッズ、アイコンやファビコンなど様々です。
そしてこれら使用用途を考えたとき、「色」と「形状」には注意しなければなりません。
これらが複雑すぎるとデザインがつぶれてしまうといった問題があります。

グラデーションをできるだけ使用しないこと

3つ目は、「グラデーションをできるだけ使用しないこと」です。
というのも、グラデーションを用いると、白黒で印刷した時に分かりにくくなってしまうためです。
条件・媒体によっても変わってきますが、多様な用途を想定している場合はあまりグラデーションを用いないのが得策でしょう。

複雑なロゴにしないこと

4つ目は、「複雑なロゴにしないこと」です。
複雑なロゴにすると描写が難しく、場合によっては綺麗に印字できないためです。

ロゴの配置による効果

ブランドのロゴを右・中央・左のどこに配置するかについては、多くのデザイナーが悩む点でしょう。
ここではそれぞれに配置した場合についてそれぞれ特徴を解説します。

右配置にした場合

ブランドロゴは左に配置した場合の方が右に配置した場合よりも、ユーザーがロゴを覚えている可能性が高いそうです。
これはNielsen Norman Groupの研究により明らかになりました。
そのため、右側に配置するとブランドリコールが弱くなるとされています。

中央に配置した場合

同じくNielsen Norman Groupの研究によると、ブランドリコールに関する相違は「中央」と「左」では変わりませんでした。
しかし中央に配置した場合、ユーザーはサイトトップへの移動を失敗する可能性が高いという結果が出ました。
これは、ユーザーは左端の要素のクリックによるサイトトップへのアクセスは習慣づいているものの、中央の要素によるアクセスにはあまり慣れていないためだとされています。

左に配置した場合

ブランドロゴの配置は、左側がベストでしょう。
ユーザーがクリックしやすいですし、ブランドリコールも弱くないためです。

他の要素について

では、なぜ左に配置すると良いのでしょうか。
それは、世界に存在する言語の多くは左から右に読んでいくためです。
そのため、右から左に読む言語を使用するターゲットを想定したサイトを作る際は、ブランドロゴは右側に配置した方が良い可能性があります。
日本においては、左側の配置で問題ないでしょう。

ロゴのガイドラインについて

ロゴのガイドラインとは、「ロゴを使用する際のルールをまとめたもの」です。
ロゴは様々なシーンで使いますが、使用法によっては企業やブランドのイメージをゆがめてしまう可能性があります。
そのため使用方法にルールを設ける必要があります。

ロゴのガイドラインに記載する内容とは?

ここでは、一般的に盛り込まれることの多いガイドラインの内容をいくつかご紹介します。

コンセプト

1つ目は「コンセプト」です。
これは最初に書かれることの多い要素です。
ロゴに込められた思いやコンセプト、メッセージを記載します。
ロゴを大切に扱う意識につながりますし、企業のブランディングにもつながります。

基本形

2つ目は「基本形」です。
用途に応じ欧文タイプ、和文タイプ、縦組み、横組みなど様々です。

ブランドカラー

3つ目は「ブランドカラー」です。
表示媒体やアプリによって色味が変わってしまうことを防ぐため、カラー表示の数値を指定します。

アイソレーションエリア

4つ目は「アイソレーションエリア」です。
アイソレーションエリアとはロゴの視認性や独立性を確保するため、ロゴ周辺に設ける空白のことです。
余白エリアや保護エリア、クリアスペースとも呼ばれます。

最小サイズ

5つ目は「最小サイズ」です。
これはロゴの視認性を可読性を保つために設定されます。
たとえば印刷物では小さすぎるとロゴがつぶれてしまうため、それを防ぐために設定されます。

使用禁止例

6つ目は「使用禁止例」です。
形状の変形・加工、色の変更、他の要素との組み合わせなどの禁止令を記載します。
間違った使用法はブランドイメージをゆがませる可能性があるため、重要な項目です。

まとめ

今回の記事ではブランドロゴについて、基礎知識や注意点、配置場所に着目してご紹介しました。
一般的にロゴの配置場所は左側が良いでしょう。
ロゴを使用するときは、ガイドラインを守りましょう。

当社では修正指示ツール「mitekaku」を提供しております。
デザインに関して仕事をするときに役立つので、ぜひ一度ご利用ください。