<無料>デザイン修正指示をもっと簡単に効率化

   

デザイン会社が発信するデザイン制作情報

mitekaku journal

2022/11/21

更新 2026/10/28

ロゴデザインでやってはいけないこと10選|よくあるNGと完成前のチェックリスト

ロゴは会社やサービスの「顔」として、長く、さまざまな場面で使われるものです。だからこそ、作るときに避けたいことがあります。
この記事では、デザイン制作をしている株式会社Ryuki Designの編集部が、ロゴデザインでやってはいけないこと10選、依頼する側がやってしまいがちなNG、ロゴ完成前のチェックリスト、NGを避けるための考え方を紹介します。

ロゴ・ロゴタイプ・シンボルマークの違い

はじめに、ロゴに関する言葉を整理しておきます。
・ロゴタイプ:社名やブランド名などの文字をデザインしたもの
・シンボルマーク:会社や団体を象徴する図形やマーク(家紋もその一種)
・ロゴ(ロゴマーク):ロゴタイプとシンボルマークの総称として使われることが多い言葉
ロゴの種類や良いロゴの条件、作り方の流れは「ロゴデザインとは」で紹介しています。この記事では、ロゴを作るときに避けたいことにしぼって紹介します。

ロゴデザインでやってはいけないこと10選

ロゴを作るときに、つい、やってしまいがちなNGを10個紹介します。

1. 事前に調べずに作り始める

業界の傾向、競合の会社のロゴ、お客さまの層を調べないまま作り始めると、ねらいのはっきりしないロゴになります。たとえばアパレルのロゴでも、若い人向けか、大人向けかで、ふさわしい形はまったくちがいます。まずは調べてから、方向性を決めましょう。

2. ほかの会社のロゴに似せる

有名なロゴや競合のロゴに似ていると、覚えてもらえないだけでなく、トラブルになるおそれがあります。完成前に、似たロゴがないか、商標として登録されていないかを、特許庁のデータベース「J-PlatPat」などで確かめておきましょう。

3. 細かすぎる・複雑すぎる

線や模様が細かいロゴは、名刺やSNSのアイコンのように小さく使うと、つぶれて何か分からなくなります。刺しゅうや刻印など、細かい表現ができない場面もあります。小さくしても形が分かるシンプルさを目指しましょう。

4. 書体を何種類も使う

ひとつのロゴに何種類もの書体を使うと、まとまりがなく、ごちゃごちゃした印象になります。使う書体は多くても2種類までにしましょう。

5. 読めない書体・読みにくい文字の並び

個性的すぎる書体や、読む順番が分かりにくい文字の並べ方は、名前を正しく覚えてもらえません。一方で、どこにでもある書体をそのまま使うだけでは印象に残りにくいので、会社の雰囲気に合った書体を選び、必要に応じて文字の形を整えましょう。

6. 文字を縦や横に引きのばす

スペースに合わせて文字を縦長や横長につぶすと、形のバランスがくずれて雑な印象になります。文字の大きさは縦横の比率を保ったまま変え、幅を調整したいときは文字の間隔や書体の太さで整えましょう。

7. グラデーションや特殊効果、色に頼る

グラデーションや立体的な効果、光沢などに頼ったロゴは、白黒で印刷したときや、1色しか使えない場面で魅力が出せません。まずは白黒で形を作り、白黒でも成り立つかを確かめてから色をつけましょう。

8. 流行をそのまま取り入れる

ロゴにも流行がありますが、流行に合わせたロゴは数年で古く見えてしまいます。ロゴは長く使うものなので、流行に左右されない形を目指しましょう。

9. 伝わらないほど抽象的にする

意味をこめすぎて抽象的にしすぎると、見る人には何を表しているのか伝わりません。ユニークさは大切ですが、見た人に会社やサービスのイメージが伝わることを優先しましょう。

10. 書体のライセンスを確かめない

書体には、使ってよい範囲が決められています。無料の書体でも、商用での利用やロゴへの使用が認められていないものがあります。ロゴに使う前に、必ずライセンスを確かめましょう。

依頼する側がやってしまいがちなNG

ロゴを制作会社やデザイナーに依頼するときにも、避けたいことがあります。

「いい感じで」だけで任せる

デザイン制作をしている株式会社Ryuki Designでは、依頼を受けるときに、色味や参考のデザインなど、デザインの方向性が分かるものを必ず聞いています。「いい感じで」とだけ頼まれて赤系で作ったあとに、「やっぱり青系がいい」となると、ほぼ最初から作り直しになるからです。希望の色や好きなロゴがあれば、最初に伝えましょう。伝え方は「デザインの依頼書・指示書の書き方」で紹介しています。

関わる人が多いまま進める

ロゴは会社の顔なので、社内で意見を聞く人が増えがちです。制作の現場でも、お客さま側でチェックする人が多いと、修正が長引きやすくなります。最終的に決める人を最初に決めておき、意見はその人がまとめて伝えるようにしましょう。

好みだけで判断する

デザインを確認するときは、「好きかどうか」より先に、「目的に合っているか」「お客さまに伝わるか」「どんな場面でも使えるか」を考えましょう。

ロゴ完成前のチェックリスト

ロゴができあがったら、使い始める前に次の項目を確かめましょう。

NGを避けるための考え方

やってはいけないことを避けるだけでなく、次の3つを意識すると、長く使えるロゴに近づきます。

相手のことを考えて、ありきたりを避ける

丸や三角のような単純な図形をそのまま使うと、ほかのロゴと似やすくなります。だれに向けたロゴなのか、どんな印象を持ってほしいのかを考え、その会社らしさが出る形を探しましょう。

どんな場面でも使えるようにする

ロゴは、Webサイト、名刺、パンフレット、看板、商品など、さまざまな大きさと色で使われます。小さくしたとき、白黒にしたとき、横長と縦長のスペースに置いたときなど、使う場面を想定して確かめましょう。データは、拡大しても荒れないベクター形式で作ります。

使い方のルールを作る

完成したら、色の指定、使う書体、いちばん小さく使える大きさ、まわりに空ける余白、やってはいけない使い方などをまとめた使い方のルール(ガイドライン)を作ります。だれが使っても、ロゴの印象がくずれません。

まとめ

ロゴデザインで避けたいのは、調べずに作り始めること、ほかのロゴに似せること、細かすぎる・複雑すぎるデザイン、書体の使いすぎ、文字の変形、色や特殊効果への依存、流行の取り入れすぎ、抽象的すぎる表現、書体のライセンスの確認もれです。
依頼するときは、色味や参考のデザインを最初に伝え、決める人を決めておくと、作り直しを防げます。英字のロゴについては「英字でかっこいいロゴ・タイトルを作るコツ」も参考にしてください。

ポイント

■ロゴデザインでやってはいけないこと
1. 事前に調べずに作り始める
2. ほかの会社のロゴに似せる
3. 細かすぎる・複雑すぎる
4. 書体を何種類も使う
5. 読めない書体・読みにくい文字の並び
6. 文字を縦や横に引きのばす
7. グラデーションや特殊効果、色に頼る
8. 流行をそのまま取り入れる
9. 伝わらないほど抽象的にする
10. 書体のライセンスを確かめない

■依頼する側のNG
・「いい感じで」だけで任せる
・関わる人が多いまま進める
・好みだけで判断する